ルーシーvs小学生

 ルーシーの散歩ルートは、学校の登下校路と重なっているため、見知らぬ子供達と出会うことも多い。ルーシーが子供を大好きなのは、そういう環境ゆえかもしれない。グループ下校中の子供達から「可愛い〜」の声を耳にした途端、すれ違いざまに急に方向転換をして「もしかして私のこと?」と声の主の方へ行こうとする。何回か転けそうになった経験から、できるだけ道の端に留まって、グループをやり過ごすようにしている。
 昨日の夕方、公園から引き上げて最寄りの小学校前を通りかかったら、前を3人の女の子が歩いていた。ふと女の子が背後を見て「可愛い〜」と言った。その途端に、ルーシーはビヨンと立ち上がり、女の子に抱きついた。あまりにルーシーの反応が速かったため、こちらはリードを抑えて、それ以上飛びついて頭突きをしないようにするのに精一杯。前を歩いている子供達まで考えてなかった。不覚!
 それでも女の子達は嬉しそうにルーシーを撫でてくれた。
 ところが「ぎゃ〜!ヨダレ!!」
 こちらはルーシーの背後にいるから見えなかったのだが、おそらく女の子に抱きついて、得意満面で大笑いしたところが口からヨダレが垂れたのだろう。
女の子達は、「食われる〜!」と叫んで、雲の子を散らすように逃げてしまった。呆然と立ちつくすルーシー。漫画だったら、ヒュ〜っと、足元に木枯らしが吹いてるな(爆)。
 今朝は登校中の小学生に出会う。中の一人がルーシーに近づこうとして、友達に制止されていた。「やめとけって、アレは猛獣やで」
猛獣(爆)!
 小学生って面白いなぁ。だからルーシーは小学生が好きなのかなぁ?