病院へ

 初夏を思わせる陽気から一転。今日は風が冷たい。久しぶりに動物病院へ。少々尾籠な話で恐縮だけど、ルーシーのオリモノが気になったからだ。最近オマタの毛に鼻水の乾いたようなものが付着することがある。以前、呑気にしていたら血尿が出て、慌てて病院に行ったら膣炎と診断された。という訳で、今回は少々過敏かもしれないけど。どうせ狂犬病の注射もしないといけないからね。
 オリモノは毎日ではない。「明日まで続いたら病院に行こう」と注意していると、全く出なかったりする。犬はどれくらいの頻度でオリモノが出るのかなぁ?
 先生曰く「避妊手術をした犬は、基本的に粘性のオリモノが出ることはないです」膣の一部は残っているけれど、尿道につながっていて、体外から異物が入ったら尿と一緒に排出される。だから異常がない限りは、出るのはサラサラの尿であっても、粘性のオリモノではないそうだ。
 「膣の細胞検査では異常がないし体温も正常ですから、今の段階では膣や尿道に炎症を起こしていないでしょう」
 「手術で卵巣が完全に取り切れていない場合は、オリモノが出ることもあるかもしれません。ただし、そうなれば発情と同じ状態が起こるはずです。」ルーシーの場合は、そんな感じじゃないなぁ。じゃあ、なんで?
 「ただし、(卵巣など)手術で取り除く部分以外にも女性ホルモンを出す部分はあります。それが働いてオリモノが出る可能性はないとは言えません。」
 結局、原因は不明のまま。状態が悪化するのを心配して予防策はないかと尋ねた。
 「炎症を起こしていないのに予防的に抗生剤を使うのは、勧められません」
 むぅ、確かに。
 という訳で、しばらくは様子見となった。フィラリア検査で血液を採取してもらったから、異常があれば、また連絡があるだろう。今は問題ないと考えていいのかな?
 すると、先生が前のカルテを見ながら「う〜ん」と唸った。
 「ルーシーは、血尿の前にもオリモノで(病院に)来られたことがありますね。それが3月で、血尿が8月。そして今回が4月。半年周期というのが少々気になりますね。」
 8月というのは、なんとなく分かるのだ。ルーシーは自宅内で排泄してくれない。夏場は暑い時間を避けて早朝と夕方遅い時間に散歩させるから、排泄間の間隔がどうしても長くなる。雑菌が尿道に入り込んでも、次の散歩までの長い時間、そこに留まるから繁殖し易くなる。だけど春は理解できないなぁ。「周期についても、少し気をつけておいた方が良いでしょう。」・・・ハイ、分かりました。
 体重は13.16キロ。狂犬病と血液検査、細胞検査、3ヶ月分のノミ・ダニの薬とフィラリアの薬で17,000円強。おかげで財布はスッカラカン。本犬は診察台で震えっぱなし(笑)。そりゃあ、楽しい事はないよね。できれば縁がないのが一番だもの。