走れない時の公園

 またまた雨。4月になっても、良い天気は長続きしないねぇ。日照不足で野菜はバカ高だし。キャベツ1個450円?!文庫本かコミックが買えるんじゃない?(あ)はキャベツ・ダイエットをあきらめた。ルーシーもお相伴するはずだったんですけどね。
 ダブルでざんね〜ん!(爆)
 雨の勢いが少し弱くなってから、排泄だけのために外に出る。もちろんレインコート着用。こちらが「シーとウンだけしに行こう」と声をかけると、ルーシーは、自分から、ある公園に足を向けた。
 この公園には普段行かない。晴れの日の散歩のコースから外れているし、走り回るには少々狭い。また、夕方は子供が遊具で遊んでいることが多い。不思議なことに、雨になるとルーシーは自らリードを引っ張って、その公園へ行こうとする。
 この公園には少々思い出がある。避妊手術の1週間後から抜糸までの期間、(あ)はよくルーシーをここに連れてきていた。初日の辛そうな様子から一転して、とんでもなく急激なスピードで回復したため、1週間後には完全に傷がふさがり、走り回れないストレスで頭がおかしくなりそうになっていたっけ(笑)。とはいえ、ふさがった傷口が開いてはいけない。走らせる訳にはいかなかった。
 通い慣れた公園とは反対方向にあるこの公園で、子供がいない時間帯を狙って、ルーシーを抱いてブランコに乗った。(あ)はルーシーに苦痛を与えてしまったことで、かなり長い間、罪悪感から逃れられなかった。手術をさせてしまってから嘆いてもしかたがないのは分かっていたけど。腕の中には、まだまだ小さな体。長生きして欲しいからと、全く健康な体にメスを入れてしまった。ルーシーの体を抱いていると自分の罪深さを改めて感じた。
 一方、ルーシーは抱っこが大嫌いだったが、自分の周囲の景色が動くことに、ある程度満足して、走った気になっていたようだ。
 もしかしたら、ルーシーの頭の中で、この公園は「自分が走れない時に行く公園」としてインプットされているのかも。
 用を済まして帰宅。足には細かい砂粒が付いていた。足を拭かれると唸るようになったのも、あの頃からだ。
 ↓面白い動画を見つけたので紹介したい。ルーシーなら「考えられへん!」って言うだろうな。