無意味な筋肉痛(爆)

 久しぶりにルーシーの衣装を手作りしようと思い立ち、1年ぶりに近所の洋裁店に出向いた。(あ)は裁縫が大の苦手だ。1年前に衣装を手作りしたところ、職業病の眼底疲労、腰痛、肩こりが酷くなった。さらに、指の筋肉がつるという前代未聞の珍事が発生。
という訳で前回は市販のシャツでごまかした。しかし今回は市販で良いのが見つからなかった。ちなみに「つった指をどうして直したら良いのか?」は未だに不明。パニック起こして手を振り回したので、どう直したのか自分でも覚えていない。
 前回の手作り衣装は『レッドスネークカモン』Tシャツ(爆)。スパンコールのような光る丸いシールが付いている生地を使った。ライトが当たるとチラチラと光る。近くで見たらチープ以外の何物でもないけど、ルーシーには逆にお似合いだった。今回も同じ生地で色違いにしようと思っていたのだが、お目当ての商品が陳列スペースには全く見あたらない。店員さん曰く「売り切れましたね。あれは限定品だったので、あるだけだったんですよ。」
 あちゃ〜、そうなんだ〜↓
 代用できそうな生地を購入したものの前回のとは明らかに違う。表はツルツルして滑りは良いが内側はポリエステル。これを着用して匍匐前進したら、下敷きで頭をこすったくらいの静電気が出るよ(笑)。また、前回は若干ストレッチする素材だったけど、今回のは引っ張っても全く伸びない。店員さんに「この生地、手縫いできますかね?」と訊くと、「・・・できなくはないと思います」。でも、これしか選択肢はないしなぁ。
 前回の型紙を使って製作する。切りにくい!扱いにくい!縫いにくい〜!
 肩と脇を縫い、首回りを縫い始めたところ、生地になぜかシワが寄る。曲線を縫うのが難しい。やっぱりミシンじゃないとダメみたい。自分に悪態をつきながら、なんとか首回りを縫い上げた。多少ゴワゴワした感じだが、ルーシーのゴージャスな毛が隠してくれるかしらん?
 アームホールを縫う前に、とりあえずフィッティング。体が入らなければ意味ないもんね。
 ところが、新しい衣装を身につけたルーシーは、その場でフリーズしてしまった。パッツンパッツンではない。お腹側に手の平がスッと入る余裕がある。それなのに、オスワリもフセもできない。アームホールを大きくとったし、首も苦しくないはずだ。なんで?
たとえオスワリやフセであっても、こちらの想像以上に多くの筋肉が盛り上がり、動くらしいのだ。一番隆起が大きいのは肩胛骨と胸のあたり。あまりに余裕を持たせると、体に沿わないしTシャツがまくれ上がってしまう。手の平が入る余裕を目安に作成した。
 一方で、生地に全くストレッチ性がないため、立った状態では充分余裕があっても、体を曲げるとゴワゴワする。体の一部でもゴワゴワが起こると、動きが服に拘束されてしまう。おまけに、Tシャツが少しでも後ろ足に触れると違和感があるらしい。こちらは短く切ればなんとかなるが、胸と肩胛骨はどうにもならない。
 大失敗だっ!!
 作り直すにも、この店に、トレーナー生地より薄いストレッチ素材は全くないというし。
 再び『レッドスネークカモン』でいくか。トホホ。
 慣れないことをして体中が筋肉痛(爆)。なのに結果は大失敗。ガックシ。