うなされる私(爆)

 発表会前最後の授業。この日、別の教室では広いスペースを使って練習会をしていた。担当のM先生からA先生を通じて「ルーシーのところは、今回狭いスペースでしか踊っていないから、練習会に参加したら?」と、お誘いただいた。ご自分の生徒でない我らにまで気遣いいただき、本当にありがとうございます。しかし、練習会スタートの時間は授業と同じ時間帯だし、A先生の授業を別の日時に変更することはできなかった。それに都合がついたとしても、ルーシーの体力や集中力を考えると、練習会か授業かのいずれかを選ばざるを得ないかな?最後まで悩んだ挙げ句、授業をとることにした。
 本番のステージに比べると6分の1程のスペースでクルクル踊る。クルクルったって始終回っている訳じゃなくて、角まで行って折り返しみたいな(笑)。かなり苦しいけれど曲を通じてなんとか踊る。以前のようにストライキなど、目に見えて大きな問題はない。それでも問題点はなくならない。毎回の課題を持ち越している状態だ。
 ダメ出しの最初は、毎回課題となっているクリープ。こちらとの距離が1.5メートル以上になると、ルーシーの体が起きあがってしまう。きちんと最初から最後まで同じ姿勢で匍匐前進するのが理想なんだけどなぁ。これは短い距離であっても、きちんと匍匐前進するように強化するしかない。
 その他のダメ出しポイントは、簡単にいえば「動きの中のマテ」。前回の授業で指摘され、一週間をかけて曲を通じて踊ることよりも、先走りを防ぐためマテを徹底的に強化してきた・・・ツモリだった。でも、先生から強化のポイントが間違っていると指摘された。ダメダメなハンドラーに、先生も「も〜〜〜っ!私の血圧が上がりそうです!!」
 気を取り直して正しい方法で強化し直すことに。音楽をかけながら部分に切って練習する。この練習ではなんとかできるのに、曲を通じると、やっぱりダメダメ〜(涙)。
 音楽を流している状態と音楽がない状態では、同じことをやらせても、マテの指示に対するルーシーの反応が違う。音楽が流れると、ルーシーは焦る。ダメダメのお母さんならともかく、アンタが焦ってどうするよ(爆)?!
  元より、本番前の時期は問題点の解決に明け暮れる。よしんば一つ問題を解決できたとしても、別の問題が浮上してくる。モグラ叩きみたいだ。
 一回くらいパーフェクトな仕上がりで、胸を張ってステージに臨みたい。毎回そう思う。本番前にパーフェクトに仕上げても、本番で絶対に同じ事はできない。良い場合で80%だ。仕上がり具合が低ければ、本番でのパフォーマンスは、もっともっと悪くなる。それでもモグラ叩きに明け暮れて、全く自信のないままステージに上がることになる。練習すればするほど、こちらの気分は沈む。ルーシーもそれを薄々察しているらしく、褒められても本気で褒められていないと思っているようだ。集中力が下がり、動きが鈍くなる。悪循環になるのならと、今回は練習量をかなり減らしてみた。
 でもね〜、やっぱり練習した方が良いかも。
 練習しないのも我慢だと分かったから。昨日なんか、自分に対するフラストレーションで妙な夢を見たし。
 一体何をさせられるのか仕事の内容が分からないのに、電話帳みたいな厚さの資料を渡され「これ、明日までに目を通しといて」と言われる夢。パラパラと頁をめくったら、鳩の論文??絶対うなされていたと思う(爆)。