ルーシー二等兵

 最近あまり運動できないのに、ルーシーは日中グウグウ。深夜まで(た)がW杯を見ているからだ。ボールに無関心なルーシーがサッカーに興味がある訳がない。(た)の夕食を辛抱強く監視しているだけ。食卓から鶏肉のカケラでも落ちてこようものなら、鉄壁のディフェンスで迎え撃つツモリらしい。どうでも良いけど、アンタら、早く寝れ(笑)。
 閑話休題。ダンスの練習。一番テコ入れが必要なのは、ルーシーがコマンドを聞かずに動いてしまうこと。(あ)よりも早く振付を覚えてしまうので(笑)、一定の振付だとコマンドを出す前に動いてしまう。「ルーシー、まだだよ」と言うと、ルーシーは「だって、次はコレでしょ?」と不服顔。それは、そうなんだけどさ〜。
 A先生は「ウィーブを4回というところは、時々3回にしたり、10回にしたり、相手に読まれないように工夫しないとダメですよ」と仰る。ところが、通し練習が始まると「なんだよ、やっぱ4回じゃん」という顔をして立ち止まってしまう。何なんだよ、もう!
 ルーシーは流れで動いてしまうことが多い。もっと、こっちの指示を聞かせて動かさないと。予想を裏切る指示を出されて、文句を言うのもいただけない。
 確かに、ダンスに流れは必要なんだろうと思う。以前、見学した競技会で、ジャッジの先生が「フローがあって良いムーヴメント」とコメントしているのを聞いたことがある。だけど、やっぱり「最初に指示ありき」でしょう。先走ってダンスになるか、えっ?
 という訳でA先生と青空ちゃんの得意技に挑戦中。ウィーブ+ストップ。これと通常のウィーブを組み合わせる。これで、パターン化のクセを修正できたら良いなぁ。ルーシーは、ウィーブに対しては比較的動機が高いから、繰り返し練習も嫌がらないと思うし。
ウィーブ+ストップについては、とりあえずルーシーは(あ)の足の間で止まることは覚えた。ところが、時々後ろ足がバタバタと地団駄を踏む。体の位置は止まっているのに、なぜかその場で後ろ半身が地団駄(笑)。本犬は「止まってます〜」とアピールしているつもりなのか、脳からの配線が後ろ足につながっていないのか?
 さらに動作中の「立ってマテ」も、コマンドを出した瞬間に後ろ足がバタバタ。おなじみの脚則歩行に戻って「立ってマテ」を強化しても、歩く以外の動作との組み合わせになるとダメ。こちらが一回眉根にシワを寄せて「あぁん?」とギト眼で注意すると、ルーシーは次回からなぜかオスワリするようになった←そんなにスゴミを効かせたツモリはない(爆)。脚則歩行中には、立ってマテができるのに、なぜ他の動作だとできない?そして、なぜに後ろ足地団駄?
 原因として一つ考えられるのは、ルーシーが「ちゃんと」とか、他のワンコでは全く必要のない注意を受けているから。他の人がいる場だと、かなり恥ずかしい。「ちゃんと」と言われたら、「アゥゥ」と文句を言いつつ背筋を伸ばしてシャッキリしたツモリになる←あくまで、ツモリだけど(笑)。そうすると後ろ足が動いてしまう。入隊直後の二等兵が上官に注意された時みたいな、とってつけたような態度。
 の○くろは大尉まで昇進したらしいぞ。ルーシー二等兵、頑張れ(爆)。