夏本番

 梅雨明けとともに気温が急上昇。昨日から朝の散歩を1時間ほど前倒している。アスファルトが熱くなる前に、歩き散歩を中心に1時間強。夕方の散歩も、これまた出発を1時間ほど遅くしているけれど、公園への最短ルートを歩いているうちに、ハァハァとルーシーの息が荒くなる。公園で走らせた後――「走る」といっても距離は少ないし、頻繁に自主休憩を入れながらだけど――ルーシーはハァハァ言うばかりで、なかなか帰り道を進んでくれない。年をとったせいかな?でも、そればかりではなさそうだ。
 運動量を確保するために、朝の散歩に重点をおくことにした。芝生には朝露が残っていてルーシーの足も確実に濡れて汚れてしまうけれど、逆に体温は上がりにくい。蚊も少ない。自主休憩の回数も少ないので散歩中の時間も効率的に使える。日光が芝生に当たって乾き始めると風が渡る。トンボが風に乗り、翼が陽の光に当たってキラキラしている。気持ちが良い。
 驚いたことに、この時間は中高年の利用者が公園に集まってくる。ウォーキングだけではなさそうで、Mが丘方面へとゾロゾロと歩いていく。一体、何なんだろ?と思ったら、夏休みが始まり、子供達の軍団も早朝から公園へ。皆さん、早起きなんだね〜。
 朝夕一時間の時差出勤(笑)は良いことばかりのようだけど、ルーシーの場合は排泄の問題がある。自宅以外の場所で、それも決まった場所でしか排泄しないため、通常は散歩中に用を足す。散歩と散歩の間隔があくと、排泄をガマンしてしまい、おまけに水を飲まなくなる。これでは熱中症になってしまうので、あの手この手を使って排泄を促しているが、屋内で排泄させられると思うらしく、日中はホエイ入りの水さえ飲まなくなる。
 この2日間はスペシャルなおやつを用意して、洗面所にトイレシーツを敷き、なんとか排泄させた。トイレシーツのシミは非常に色が濃い。やっぱり水分が足りないんだよ。
 という訳で、食事になるべく水分の多い野菜を加えるようにした。キャベツやブロッコリー、豆もやし(日本のスタイルじゃないヤツ)を茹でて細かくみじん切りにして与える。時には茹で汁も加える。食事となると、ルーシーは水分といえども残さず食べてくれる。
 豆もやしは茹で方にコツがあるそうだ。軸(根?)の部分と豆の部分を両方とも消化しやすい固さに茹でたいから、水から茹でるのだ。水はもやしが被るくらいの量を入れる。鍋が沸騰したら、少しだけフタをずらして、そのまましばらく茹でる。茹であがったら、水に当てずにザルに広げて自然に冷やす。こうすると、お湯から茹でたもやしよりも、水分が後から出ることが少なく、冷蔵庫で保存するにも、若干(若干だけど)長持ちするらしい。ただし、茹で汁については、外国産のもやしの場合、ルーシーには与えていない。
 実は、この茹で方は、韓国料理屋のお兄さんに教えてもらったもの。(あ)は、自分でも何回か「もやしのナムル」を作っていたが、和えてしばらくすると、どうしても水っぽくなってしまい、シャキッと仕上がらない。で、プロのワザを少々教えてもらったワケ。
 しかし、これだけじゃダメだわなぁ。肉の茹で汁を与えることも考えたんだけど、肉には添加物が入っていることが多いから、ルーシーに与えるのは少々抵抗があるんだよね。もう一つ、手を考えないといけないかなぁ。