ジャンプ

 ここ数週間ほどトホホなジャンプ練習を続けている。当初考えていたよりも、ジャンプへの本犬の動機は高かった。座らせてマテをかけても、次の動作がジャンプだと分かると、オケツが若干上がってる(笑)。何回か「太ももデーン」、「下腹デーン」を繰り返していたけれど、さすがに、何を要求されているかが分かってきたので、それはなくなってきている。
 ・・・いかんせん、飛べてない。
 ルーシーは「飛んでる」ツモリらしいけど(笑)。
 多分、飛べてないと思う。
 前足は鹿のごとく胸の辺りでキュッと縮まっているのだが、後ろ足に力がない。前半身は「飛ぶ気マンマン」なんだけど、後ろ半身は別の生き物みたい(笑)。
 自分が飛ばせているクセに、なぜかルーシーが実際に飛べているかどうかがよく分からない。自分の姿勢を保ちながら腕の動きでルーシーを誘導するだけで精一杯だからだ。
 どうも足がグラついてしまう。これでルーシーの踏みきりが大きく左右される。
 誘導の右手の出し方で、ルーシーの飛行軌道が変わる。
 ジャンプひとつで、こんなに苦労するとは。トホホ・・・。
 特に2回目のジャンプがヒドイ。ルーシーの後ろ足に自分の足が当たっては大変だからと、無意識に足を下げてしまう。すると、ルーシーは「だぁぁ」と崩れた形で着地。A先生は、(あ)が一瞬長く空中に足を残しておいた方が、ルーシーがキレイに飛べるという。
 (あ)が足を残しておいたら、ルーシーは、自分の後ろ足がこれにかからないように気を付けるから、後ろ足を上げるようになる。
 「足が当たったとしても、ルーシーは、どうしたら当たらなくなるか考えるはずです。ルーシーに考えさせて下さい。」
ここでもかっ!
要らぬ「転ばぬ先の杖」!!
ババアの心と書いて「老婆心」(爆)!!
 次に(あ)が遠隔台に片足をかけて固定して練習。ルーシーは、(あ)の足に対して直角に進入するのではなく、斜めに飛ぼうとする。先生は「オスワリさせる位置の問題でしょう」とはいうものの、何回やってもルーシーは斜めにオスワリしてしまう。でも、なんとか飛ぶことはできたから、やはり(あ)が足を空中に固定した方が良いのだな。
 という訳で、昨日の夕方は公園で先生のアドバイスを採り入れて練習してみた。空中にわざと足を残して、ルーシーの足を何回か膝あたりに触れさせた。「足が触れるの嫌だろ〜?どうしたら良いか考えろよ〜。」と念を送る(笑)。
 ところが何回やっても上手くいかない。なんか気の抜けたジャンプだし、何回やっても足が触れる。オシリが上がりきらず「だぁぁ」って感じ。「・・・考える気がないんとちゃうか?」
 一度は、こちらのパンツの生地にルーシーの後ろ足のツメが引っかかった。思わず、こっちはヒヤリ。芝生の上とはいえ、ケガをしないとは限らない。こちらの心配をよそに、ルーシーは無事に着地し、クルリとこちらを向いた。その顔は「ハイ、おやつ!」(爆)。
・・・もしかして・・・・気が付いてない?
そこまで鈍感なのか?(爆)
う〜〜ん、どうしたもんかいな?