デキモノ騒ぎ

 あ〜、ビックリした。まぁ、笑える結果で良かった。
 月曜日の夕方、帰宅後にルーシーのブラッシングをしていたところ、尻尾にゴミが付いていた。かなり小さい茶色いゴマのようなものが大量に付いていたので「秋になって、早速ヒッツキ虫が付いたかな?」と思った。ところが、尻尾を触っていると、このゴミのような代物は毛の奥の方ほど多くて、よくよく見ればカサブタの破片だった。尻尾の中程で裏側(オシリ側)だったので「妙なところにケガをしたもんだなぁ」と思って、念のため地肌を探ってみると(ゴソゴソ探らないと分からないくらい毛だらけだもんで)カサブタなのか何なのか分からないが皮膚辺り(笑)が固くなっている箇所があった。他の部分と比べると、明らかに手触りが違う。カサブタが剥がれていないところもあるようだ。他に異常はないかと探ったら、前足の中程にプツッとしたデキモノを発見。こちらもカサブタが付いて治りかけている。
 ルーシーは子犬の頃、下痢が続いた時期があり、一時的に膿皮症になったことがあった。背中にプツプツと赤いニキビのようなデキモノができたのだ。恥ずかしながら(あ)自身そんな物がルーシーの体に出ていることすら知らなかった。デキモノといえば、通常、体の皮膚の弱いところにできるものだと思っていた。毛むくじゃらの背中にできるとは思わなかったのだ。その一件以来、皮膚の異常には、今の獣医さんに笑われるほど過敏になっている。
 火曜日は休診日。尻尾も前足もデキモノはカサブタができて治りかけの状態だし、ルーシー自身がその箇所を気にしたり、痒がっている様子もないから、一刻を争うという状態ではない。その間、ルーシーの様子を観察して、(た)に相談した後、やはり先生に見てもらうことに。
 先生が「あ〜、カサブタが付いているみたいですねぇ。」「ふやかしたら、このカサブタもとれそうですから、とって診てみましょう」
 尻尾の中程にうっすら赤いプツッとした小さな腫れ物が1個。先生が触って「デキモノ自体が盛り上がっていないから湿疹でしょうねぇ」「膿皮症ではないです」「本犬は痒がったり気にしている様子はないから、ほぼ治ってきてるんでしょう」「でも湿疹はまだ少し赤いから、念のため塗り薬を付けておきましょう」どうやらニキビみたいなものらしい。
 で、原因を尋ねたところ
「仰るとおり、虫さされという可能性もありますけれどねぇ」でも箇所が尻尾の裏側で、これまた中程だからということだから「暑かったからムレたんでしょう」
 とりあえず一安心だけどさ。
 毛だらけだからムレたのか?
 湿疹ができるほど、毛を生やかして自分の体をムレさせて、どうするよ(爆)!
 塗り薬と会計を待つ間に、他の飼い主さんが親切に「どうでした?」と訊いて下さったので「大したことなかったです。ニキビ・・・いや、コイツの年だったら『吹き出物』ですね。」と答えると、大笑いされた。
 足元でルーシーは「早く帰ろう。早く車に乗ろう」とウロウロ。本当に人騒がせなヤツだ。こっちの心臓に悪いから、変なできものを作らないように、あんまり毛を生やさないようにしてちょうだいね。