問題山積

 教室。この一週間、天気が良かったこともあり、ダンスの曲をかけながら構成の80%を踊ることを目標に、毎日、詰め込み練習をしてきた(爆)。(あ)もルーシーの疲労も募る。特に(あ)は仕事上のストレスで窒息しそうだ。ダンスも完成にはほど遠いとあり、焦りを感じていた。
 教室に入る前の目標としては、単体で練習してきたジャンプを加えて、今回の授業で振付構成の90%を踊ることにしていた。一方、残りの10%はギリギリ直前。この10%というのは、ルーシーの動機がイマイチな部分。この時点で加えることで、ストライキや余計な動きをされては困るから。最後の最後に、ルーシーをだますかたちで加えてやろうと思っていたからだ(笑)。
 ところが、先生は「あと一週間ですよ」と弱り顔。
 そうだよなぁ、フツーは(笑)。
 事情を説明すると、先生は心あたりがない訳ではないので、シブシブOKしてくれた。
 ルーシーの場合は、時間をかけたからといって、良い物ができたり、本番で素晴らしい演技ができたりするワケではない。同じ事を続けてやらせていると飽きてしまい、突然手を抜き始める。こうなると、今まで出来たことが出来なくなり、一箇所を強化すると、別の箇所がおかしくなって、「出来なくなる→強化」のモグラ叩きのようになってしまう。
 同じ事を繰り返し練習する上で「やり方を工夫すれば」といろいろやってみたけれど、ルーシーには「なんだ、結局同じ事じゃん」と直ぐに見破られた。本犬の気分で出来が大きく左右する。 
 「あくまでルーシーにとっては」だけど、一番効果的なのは、常に新しいことをさせることかもしれない。それも大量ではなく、ちょっとずつ。いっぺんに大量に新しいことをさせるとパニックやストライキを起こすからね(笑)。
 今回は、このアプローチで最後までやってみようと思う。先生は反対らしいけど。
 ここまではルーシーの問題。
 で、ここからは(あ)の問題。
 余裕がない。手具を右手から左手に持ち替えるだけなのに、なぜかヲタヲタしてしまう。手を挙げているつもりが伸びていない。リズミカルに動けない。指示のタイミングが遅い。指示が不明瞭。褒め方がイマイチ。客席側に自分のお尻を向けてしまう(→何回やっても、なぜかお尻は客席に向いてしまうんだよね。なんでや!)。ルーシーへの目配りが足りない。
 ・・・問題山積やんけ(爆)。
 一体どこから手をつけたら良いのやら(タメイキ)
 これまで本番前1週間の練習って、ルーシー自身の練習というより、自分の練習にルーシーをつきあわせてきた感じだったなぁ。指示の出し方、褒めのタイミングetc. etc. 日々有効なやり方は違うから、ルーシーに起こるいろんな変化に、なんとか対応できるように練習する感じだった。
 しかし、今回は全く違う。
 ともかく時間がない。仕上がってないんだもん。
 ここまできたら、できることは限られている。できない事は、到底できないんだからね。できる事をやっていこう。