今年最後のダンス

 今年のダンスが終わりました。後半に突然仕事で忙しくなり、秋の競技会も今回のイベントも参加できるかどうか不安だったけど、なんとかステージに立つことができました。この場を借りて、全面的に協力して下さったA先生に心からお礼を申し上げます。
 去年は競技会とイベントで別のダンスをしたけれど、今年はとても時間的に無理。競技会のルーティンを少しだけ変更を加えて披露することに。競技会に出ることにした時、先生から「今年も、あのイベントに出るんですか?」と訊かれた。時間がないなら、競技会のルーティンを、できるだけイベントの主催団体のルールに近いものにしようと考えて下さった。
 これまで何回かダンスを人前で披露してきて、ルーシーのダンスは「およそボーダーコリーらしくない」と思われていることが分かった。スケール、スピード、運動量。「ボーダーコリーなら、もっと速く、大きく、機敏にガンガン動き回るダンスができるはずだ」と観客に思われていることが分かったのだ。本犬は踊れば後ろ足がコリコリになるから、これまでのダンスでも運動量はそれなりに多いのだと思うんだけど。一方、見る側は、羊を追って草原を疾走するイメージか、それともディスクのフリースタイルみたいにアクロバティックな動きをするイメージを持っているらしく、ともかくルーシーのダンスには物足りなく感じている様子。
 今回のルーティンは、ステップワークを減らして、ラージサークルと遠隔でスケールアップを狙うことに。これなら、このイベントでの必須項目「リンクデザイン」もカバーできるかな?→ちなみに、(あ)はずーーっと「リング」だと思ってた(笑)。という訳で、春の競技会のダンスとは全く違うスタイルのルーティンになった。
 イベントの参加者は、大半が○PDESやその他のイベントに参加されていたし、意欲的かつ競技経験も豊富。ダンスのレベルも高い。こちらは舞台に上がる前から腰が引けてしまった。
 ・・・ルーシーは半分寝てたけどね(怒)。
 この日は5時起床。よせば良いのに車の中でワンワン騒ぎまくり。会場到着後はダンスのリハでドッグフードを少し食べ、ディスクで走り回ったおかげで、本番前には眠くてヘラヘラ笑いが止まらなくなった。コマンドを出しても1回で認識しない(○PDESの審査員に6点を付けられるのも当然かも)。アテンションは競技会より良かったけど(頑張りました、私。誰も褒めてくれないけど、頑張ったのよ、私)、それでも前半は途切れがち。ヒールでは、普段より大きなスペースをカバーしなければならないので、こちらはどうしても大股になる。ルーシーは眠くてそれに付いていけなかった。
 ん〜、良かった点?演技中に一回もおやつをやらなかったくらいかな(爆)?
 ルーシーの動きが止まってしまいそうだったから、(あ)はずっとハラハラしていて、おやつを与えるヒマがなかった(笑)。
 演技後、先生からも「ポジションが不安定」と指摘される。あれだけヒールを練習したのになぁ(タメイキ)

スコアシート
1ハンドラーと犬の位置関係(2種類以上が好ましい):1.5
2ハンドラーの指示(声のみによる指示が好ましい、但し厳しすぎる号令は失格の対象になる):1.5
3犬のアテンション(犬は演技の60%以上において演技に集中しているか):1.5
4動きの正確さ(ハンドラー、犬、共に):1.5
5オリジナリティ(独創的な動き、但し犬に過剰な負担を強いる動きは好ましくない):1.5
6リンクの使い方(リンクの50〜60%を使うこと):1.4
7ハンドラーの動き(ハンドラーの動きが自然、犬より目立ってはいけない):1.5
8音楽とのバランス(音楽のイメージと動きがマッチしている):1.4
9コスチューム(音楽、人、犬とマッチしている):1.4
10人と犬とのコミュニケーションがとれている(ハンドラーと犬との絆を感じることができる演技であるか):1.5
合計点:14.7
審査員の得点:8+6+9+9
総合計点:46.7(13ペア中9位)
T先生(ジャッジ)のコメント:
とてもたくさんのトリックがあり良かったです。ポジションの正確性をもっと強化すれば、もっと良くなると思います。リンクデザインや音楽の使い方も良かったデス。

ほぼ同じルーティンを、1ヶ月の期間を挟んで別のステージで踊ることになり、いろいろと勉強になった。後で動画を見たら、ルーシーは笑顔だったし−単に眠たいだけかもしれないけど−またひとつ思い出ができた。良かったと思う。