ドライフードの選び方 1

“Your D○g: The ○wner’s Manual”から、今日は「ドライフードの選び方」について。まず注意書きを読んで、その上で情報を参考にしてください。

注意
この本は、アメリカの獣医師がアメリカの飼い主に向けたものと思われるため、必ずしも、記述内容がそのまま日本でのドッグフードの状況、原材料表示や規格、メーカーの販売方針や手法に当てはまるとは言えません。その一方で、輸入品や海外ブランドのドッグフードが多数、日本でも販売されていることから、情報が参考になることもあると思います。ドッグフード各種の詳細や正確な情報については、そのメーカーや販売代理店に直接お問い合わせください。

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ドライフードを利用するときの一番の問題は「ドライフードの選び方」。ドライフードの品質と内容はピンからキリまでだから。以下は、ドライフードを選ぶ時に注意すべきポイントの一部である。


1. 原材料の欄で最初のあたりに記述される肉が、何の肉であるかを明記しているもの。
単に”meat”「肉」とか”meat by-products”「食肉処理された獣の肉以外の有用物*」などと曖昧な表現をされているものは「何でもアリ」ということ。「チキン」とか「ビーフ」とか、はっきり表示しているものを選ぶべき。


*ちなみにウィ○ペディアによれば、”meat by-products”「食肉処理された獣の肉以外の有用物」とは、Association of American Feed Control Officialsの定義による。屠殺された動物(哺乳類で食肉用の家畜とは限らない)の体で、肉を含まない無菌の部分を指す。肺や脾臓、腎臓や肝臓、その他の内臓や脳、血や骨などを含む一方、体毛、角、歯や蹄は含まない。

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手元にあったドッグフードの原材料表示を調べてみた。

ルーシーが今、食べているのは低アレルゲンの療法食。一般のドライフードと違い、ちょっと分かりにくいかも。

最初に「ポテト」が記載されているが、これは含有量が一番多い材料だということ。獣医さん曰く「つなぎの成分」だとか。肉の部分は「加水分解チキン」で、これはアレルギー体質の犬が鶏肉のタンパク質を吸収できるように加工してあるということ。

試供品のドライフード。

最初は「チキン」だから肉の含有量が一番多いということやね。「家禽ミール」って何だ?トリのエサ(笑)??

いただき物のパウチ式のフード

出た!曖昧な表現!「肉類」の後に(チキン、ビーフ)って書くなら、どうして、そのまま書かないのかねぇ?もらっといて悪いけど、この本の内容に照らし合わせると怪しく思えてしまうなぁ。TVでも宣伝している有名なブランドなんですけどねぇ。

おそらく日本とアメリカの規格とは違うだろう。調べてみると、日本の表示には「○○類」「○○等」「○○源」というような曖昧な表示が多すぎる。カッコ書きにする意味は?カッコの中身は「○○類」と同じなの?他に省略されている情報はないのか?

(続く)