揺れてます、私

 先週くらいから、ちょいと私用でバタバタ〜。先月末に亡くなった叔母の残務でして。この叔母は長年アメリカで働いた後、最期は日本で過ごしました。自分の家族はおらず、妹が比較的近くに住んでいたので、「何かあれば妹を頼れば良い」思っていたのかもしれません。
 ただ、姉妹で助け合えるのも、お互いが健康であることが前提です。自分が認知症になってしまったのです。妹は、たまたま近くに住んでいただけなのですが、裁判所から後見人の認定を受け、ホームの手配をはじめとする雑務全般を一手に引受けることになりました。
 介護認定から後見人の認定の手続き、ホーム探しや選定、引越しから病院での治療に関する決定まで、やらないといけないことは山ほどありました。一番困ったのは、お金のことだそうです。お互い生活は独立していたので、相手に、どれだけお金があるのか全く分からない。姉がホームに入るにしても、一体いくら使えるのかが分からず、妹は往生したそうです。
 調べてみると、叔母は日本ではなく、アメリカから年金を受けていたので、そこで私がお手伝いすることになりました。まぁ、ここ数年くらいの話なので、叔母達の指示に従って、先方に連絡する程度でしたけどね。
ある年金の受給を停止させるために、手続きに除籍謄本が必要とのこと。
 ・・・戸籍?アレ、おばちゃんの戸籍って、どこだっけ?
 訊けば、今は係累が誰も住んでおらず、お墓しかない場所だとのこと。
 なんで、そんなところに戸籍をおいとくかなぁ〜(呆)?
 郵便為替を役所に送って、謄本を取り寄せないといけないじゃん。
 それも申請者が本人でない場合は、謄本を取るのも難しいのにさ。
 一事が万事こんな感じで、つまづきながら、なんとか半分が終了。やっと、ひと山越しました。
 でも、すでに、こちらは息切れ状態(爆)。


 で、私は考えてしまいましたよ、ハイ。
 叔母の場合、アメリカに資産をほぼ残していない状態で帰国したので、まだ簡単な方だったのかもしれない。看取ってくれる家族はいなかったけれど、一番身近で一番しっかりした人物が後見人になり、ホームのスタッフさん達には、規定以上のケアをしていただけたし。
 でも、人間、いつどこで何が起こるか分からないよなぁ。
 自分が死んで、家族や他人にややこしいことを押し付けるのは、どうなんだろう?
 まぁ、叔母の場合、自分が認知症になるとか死ぬとか、全く考えていなかったんだろうけどさ。
 老々介護なんて言葉もよく耳にするようになったし。
 これからの時代は「想定外」は言い訳にならないだろうなぁ。


 な〜んて、ツラツラ考えてハタと気がついた。
(あ)には資産はないけれど、ルーシーはどうなる?←資産というより負債だわな(笑)
 そう、自分の死後のペットの行く末は?
 実際お友達から「知り合いの飼い主さんが亡くなって、ご遺族がペットを飼えない環境なので引き取ってくれる人を 探している」なんて話も聞く。

 そんなことを考えていると、ものすごく慌ててしまい、つい購入してしまった(爆)↓
http://www.amazon.co.jp/gp/product/0939165449?tag=hatena-bu-22
 パラパラめくってビックリ。遺書のサンプルまである。まぁ、仕事の面でも無関係とは言えないけどさ。
本を前に「やっぱ考えておかなきゃイカンことだよねぇ〜」と訳もなく神妙になったり、「何ヲタついてんだ、自分!」と思ったり。ちょっと精神的に動揺している今日この頃です。