不公平にムカツク

 昨日の夕方、散歩から帰宅中のこと。小さな公園の側を通りかかった。その時、公園の中にいた中型犬が吠えながら、我々の方に突進してきた。幸い公園の柵を挟んでいた。いきり立つルーシーを、急いで自分の足の間に入れて「リーブ」と声をかけた。それと同時に、相手の犬の目を睨みつけてやった。ここは気合いで勝つしかないと判断したからだ。
 飼い主は夫婦で、公園の中でリードを離して遊ばせていたらしい。以前から山道を歩く途中で出会うことが多く、自分の犬は「怖がりだ」と言っていた。だから、こちらは、この犬にルーシーを接近させるのはできるだけ避けていたし、狭い山道ですれ違うしかない場合には、フードやおやつを使ってルーシーを自分に注目させて通り過ぎるなど自分なりに工夫や努力をしてきた。それもこれも、ルーシーは売られた喧嘩は買ってしまうからなんだけど。それに加えて、相手に余計なストレスを与えることも避けたかった。怖がりの犬は時に攻撃的になることがある。とりあえず、昨日まではルーシーとこの犬の間ではトラブルは一切なかったので、こちらの警戒策が効果をあげたということだろう。
 ただ、気になることがある。
 この犬、よくリードなしで歩いているのだ。
 確かに、犬には飼い主2人が付いている。散歩は主に山道だ。だけど、怖がりの犬をノーリードで散歩させるだろうか?むしろ逆では?また現場の公園は、小学校が近く犬や人が往来するジョギングルート沿いだ。柵はあるけれど、公園の出入り口は複数だし四方に通路がある。
 (あ)の睨みが効いたのか、犬は目を逸らして去っていった。飼い主は慌てて犬を確保して「コラ!」と声をかけ、公園を去っていった。
 ホッと胸をなで下ろす一方で、「ルーシーは、次回あの犬に会ったら吠えるだろうなぁ。しまった。今、仲直りさせた方が良いだろうか?」と思い、相手の方を振り返ると、
 犬をノーリードのままで公園を出ていった(呆)。
 それもジョギングルートへと。
 興奮している犬を公道で野放しのままにして良いのか?
 「コラ!」と叱った意味があるのか?
 で、今日の夕方。いつもより少し早い時間。件の公園を通りかかったら、またあの犬と夫婦が、ちょうど入口から出てきて鉢合わせ。
 やっぱりノーリード・・・(大呆)。
 こちらを見て、慌てて男性が犬を捕まえようとしていたけれど、柵に囲まれた公園ではなく、ジョギングルートに出てきたのにノーリード?
 こちらは、急ぎルーシーのアテンションを取りながら別方向に歩いて事無きを得たけれど、この飼い主はトラブル回避を相手に頼りすぎじゃないかなぁ?
 次回出会ったら、どうしよう。文句を言ったら恨まれるだろうか?