作戦は必要

 土曜日は教室。自慢じゃないが、いろいろと考えましたよ、私は。
 まず、教室に入る時、先生にお願いしてルーシーを無視してもらう。普通ならば、先生の呼びかけでルーシーを教室で離すと、ルーシーは先生に一直線。飛びついて顔をベロベロに舐める←飼い主は「ヨダレのローションたっぷり」と笑っている。この日は、そこを敢えて無視してもらう。
 ルーシーが当惑の表情を浮かべ、それでも鼻を鳴らしてウロウロしている間に、(あ)はルーシーにリードを付けてベーシック。先生には、敢えて見ないフリをしてもらう(笑)。で、簡単なこと(フセとかオスワリとか)ができたら褒め、頃合いを見計らって「褒めて!」と先生にコマンドを出す。先生が盛大に褒める。ルーシーにOKを出して、少しだけ甘えさせる。また、ベーシックに戻る。これを繰り返す。
 始めは、ルーシーは先生が気になって、そちらばかり見ており、指示に対しても上の空。なんとか伏せたり、座ったりはしていたけれど、先生をチラ見。そのため(あ)が差し出すドッグフード(トリーツではなく)もポロポロこぼしていたが、少しずつ食いつくようになってきた。
 尻尾が上がってきたところで、ダンスの練習に切り替える。ルーシーが好きなラージサークルから。テンションが上がっている間は、ともかく動き続ける。ルーシーには、我に返る瞬間を与えないように注意する(爆)。
 途中、お世話になってる店員のTさんが先生に業務連絡で教室へ来られた際も、(あ)は「Tさん、褒めて!褒めて!」とお願いした。Tさんは、全く訳が分からないのに、サクラとして協力してくださった。ありがとうございます!
 授業中は、大の大人2人が、頭のてっぺんから声を出して盛大に褒め讃え続けた。ホームセンターのお客さんも、騒ぎに引き寄せられて覗きに来たほど。教室はホームセンターの入り口から一番遠い角部屋なんだけど。どんだけ騒がしかったんだろ(汗)。
 時折ルーシーにOKを出して、ヨダレのローションが滴るまで先生に甘えさせる←メイワク承知で。最大のモチを最大限に利用させていただいた。
 こうして、失敗や教えていない部分はあったものの、なんとかルーティンの90%を3回踊った。こちらとしては、もっと踊りたかったけれど、ルーシーには「もっと先生に褒められたい。踊りたいのに」と思わせることが大切だから、3回でヨシとしよう。というか、こっちは普段出し慣れない高い声を出して、頭がクラクラ。限界です(笑)。
 やっぱコントロールだわ。コントロールが一番大事。ルーシーの場合、コントロールされそうな気配を感じると、身構えたり、そこから逃げようとしたり。だから、自然にコントロールされるように、もっていかないといけない。だから、もう一段の作戦が必要になる。ルーシーに「指示に従う」以外の選択肢を与えないような作戦。そうすればトリーツでなくてもドッグフードで十分だけど、「褒められている」「ものごっつい褒められている」をルーシーに対して明確に示すにはトリーツはあった方が良いかも。
 「ようやく教室で踊れました。まだまだ完成には遠いけれど、先生のおかげで良く踊れたと思います。」と言うと、先生も「今日はルーシーが声を出してました。久しくルーシーの声を聞いていなかったから、私も嬉しかったです」と言ってくださった。そう、ルーシーはテンションが上がると「アゥッ」と声が出る。ヤル気になったということか、ヤレヤレ。
 この日は(あ)の作戦勝ち。次回は・・・どうだろ(爆)?