玉砕覚悟

 競技会前最後(?)の教室での授業。A先生にご協力いただき、作戦は深く深く潜行中〜(爆)。早めに教室に入ったところ、先生は青空ちゃんの排泄散歩中。ルーシーは、(た)にガッチリとホールドされ、先生はまだ戻っていないというのに、なぜか尻尾はフリフリ〜。
 ルーシーにとって、先生は、やっぱり最大のモチなんだなぁ。
 飼い主に盛大に褒められようが、美味しいトリーツをもらえようが、先生が一番らしい。
 ホント困ったもんだ(苦笑)。
 (あ)が準備をしていると先生が戻られた。こっそり「前回と同じでお願いします」と耳打ちすると「了解しました」と小さく返事。越後屋と悪徳代官か(笑)。
 リードを着用させてベーシック。ルーシーも「いつもは甘えさせてくれるのに、今日は違う」「また嫌なことをするのか」と思っているらしく、先生から一番遠い教室の角に来ると座り込もうとする。先生をガン見で、先生が視線を合わせるのを待つ(爆)。

 リードで引っ張って、そのままツイテで歩く。
 やっぱり先生をガン見で警戒モード。
 う〜〜ん、逆効果???

 何回も座り込もうとするので、その角に座らせてベッグ。なかなかしようとしないけれど、正面に立ってプレッシャーをかける。何回かコマンドを繰り返して、ようやくベッグ。自分が盛大に褒めて、先生に「褒めて!」と声をかける。途端に先生が「ル〜シ〜〜♪」と声をかける。ルーシーは突進して甘えまくる。リードは着用させているので、ひとしきり甘えさせたら、「ハイ、終了〜」と引っ張ってベーシックに戻す。繰り返していると、笑顔が少しずつ戻ってきた。ヤレヤレ=3=3=3。

 ダンスは、90%のルーティンを5回ほど踊った。テンションが上がるにつれて、先生が褒めようと呼んでも、ルーシーは直ぐに近づこうとしなくなった。先に、おやつをもらおうとする(爆)。
 大好きな人(≠飼い主)に褒められて、おやつをもらって、テンションが上がる。
 尻尾が上がり、鼻の穴とヒゲが全開。大笑いで動くようになる。
 すると、先走りが始まる_| ̄|○
 「マテ」が効かなくなってくる。1つの動作を強化すると、その前後がおろそかになり、グダグダになる。結局、ひとつひとつのパーツを強化するところへ戻る。
 こちらは、残された時間がどんどん少なくなってくると、曲の通し練習をしつこいくらい繰り返したい。「この期に及んでパーツに戻らせるのかよ」と思うと、疲労感が募りイライラする。
 コントロールは大切だけど、ルーシーは、テンションが一定レベル以上にならないと集中しない。力やプレッシャーで抑えこむと、テンションが一気に下がってしまい動かなくなり、一方テンションを上げ過ぎてもアホアホ全開で先走ったり、指示にないことをやって見せたりと逆に制御不能になる。
 ルーシーにとって、こちらの指示に従って踊ることができるテンションのレンジは、かなり狭い。しかし、本番のステージでは、こちらもイッパイイッパイ。瞬時に判断して対応するだけの力量・技量、度胸も時間もない。相手に流されたまま、修正できずに演技が終了してしまう。
 今回初めて演技順は1番。ルーシーがどんなテンションでステージに入るのかが、全く読めない。元より「飼い主と一緒に遊びたい」「飼い主に褒められたい」という健気で殊勝な性格じゃないからなぁ(爆)。
 文字通り「出たとこ勝負」だな。
 ・・・玉砕覚悟で。


 授業の後、いつものお山へ。ディスクでも、ことごとく指示を無視(;O;)。