お仕事

 ボーダーコリーには、やっぱり仕事が必要なんだろうな。
 先日のTVで、ボン君のお父さんや叔母ちゃんが、牧羊犬として働いている姿を見て以来、(あ)はそう考えている。オーナーの方が(犬達にとって、羊を追いかけることは)生きがいです」と仰っていた。事実、オーナーの足元に伏せて指示を待つ犬達の顔は真剣で、さっそうと走る姿は本当にイキイキしていた。
 人間が犬に「これがキミの仕事だよ」と言っても、犬の方は心のなかで「違うもんね〜」と思ってるかもしれない。ここが難しいとこなんだと思う。両者の思惑が一致した時こそ、両方や周囲が笑顔になる。すれ違うと、どちらかがフラストレーションを貯める。
 犬の方が、始めは「違うもんね〜」と思っていても、根気よく教えていけば「もしかして、お母さんは、コレが私の仕事だって言ってるの?」と思うようになる。そこまでは確かだけど、「じゃあ、お仕事を頑張るよ」と思うか、「他にやることがない時は、付き合ってあげても良いよ」と思うかは、犬の性格によると思う。後者の典型的な例は、ルーシーと(あ)とダンスである。
 「じゃあ、ルーシーの仕事って何さ?」と訊くと、一番目はお父さんやお母さんを見張ることらしい。お父さんが自分の車で出かけないか、お母さんが台所でつまみ食いしないかを見張ること。二番目は、好きな人に飛びついて甘えること。三、四がなくて、五くらいに「お母さんに、お尻を揉ませたり、お腹を撫でさせてあげること」らしい(笑)。

http://menmedia.co.uk/rochdaleobserver/news/s/1463375_video-jip-the-border-collie-hits-the-bullseye-for-rochdale-pubs-darts-team?rss=yes
↑イギリスのパブで働くボーダーコリー。彼女のお仕事はダーツの回収。動画もあります(めっちゃ可愛いっす!)