どうでも良い気分

 重い腰を上げて教室へ。「重い腰」の理由は、いくら考えても、自分達が、どんなダンスをしたら良いのかが分からないから。
 前回の競技会が終わって、自分はどんなダンスがしたいのか、また、いただいた評価を見て、我々のダンスを見た人が何を求めているのかが、全く分からなくなった。
 12月まで自分でアレコレ考えて、音楽を探した。ダンスの具体的なイメージは全くなかった。良い音楽に出会えたら、それにインスパイアされてダンスのイメージが浮かぶかもと淡い期待を持っていたけれど、それもダメ。全くイメージできなくて「こりゃダメだ」とお手上げ状態。A先生にそのことを伝え、先生にも考えて頂くようお願いした。
 毎回競技会が終わると、敢えて考えなくても「○○さんのダンスは参考になるな」とか「ルーシーには、こういう弱点があるな」とか「次は、こういうテーマでいこう」とか、何かしら浮かんでくるものだったけど。それが全くなかったんだよなぁ。
 これまで課題として取り組んできたことは、まだまだ課題のまま残っている。1つの課題に対しては、いろんなアプローチで努力してきた。それでもダメなものはダメ。前回のダンスで、これらの課題すべてをブチこんでみた。だから、自分の中で「やりつくした感」がある訳←決して「達成感」ではない(笑)
 前回の競技会は、天候の関係で1ヶ月延期になった。次回は、経緯は知らないけれど、これまでのスケジュールより早まる可能性があるという。そうなると、次のダンスを準備する期間は、非常に短くなる。ダンスのイメージだけでも決めておきたいと思った。
 年越し1ヶ月の期間をおいて、先生に意見をうかがう。すると具体的な提案はなく、

 「一回お休みしても良いかもしれません」

 ・・・そうですか。
 1ヶ月近く考えていただいた末のアドバイスがコレなら、「そうですか」としか言えませんわ、そりゃ(笑)。

 「自分で分からなくなったときは、立ち止まってみることも一つの選択肢だと思うんです」
 それはどうかなぁ?これまで散々考えた挙句に浮かばないんだから。それに休んだら、もう面倒くさくなってダンス自体を止めてしまいそうな気もする。

 なんだか、ヤル気がますます失せちゃったなぁ。
 必死に考えていた自分がバカみたいに思えてきた。もう、どうでも良い気になってきちゃったよ。