変な趣味の人?
ぐぉおおお〜!
気がついたら、もうすぐ4月ではないか!
無理にやらんでも良い仕事を引き受けてしまったばっかりに、ここ2ヶ月ほど、毎日ドタバタ。そんな中でダンスの練習。これまたトホホな状態。
あきらめていたポジションを教えようと一念発起したところ、その前段階で問題が発覚。
身に付いてしまったクセを治すのに悪戦苦闘している次第。
たとえば、向い合うポジションを教える。すると、ルーシーは頭だけ(あ)の前に持ってくるけれど、体がビミョ〜に正対になっていないことが多い。なんかクネ〜と曲がっていたり、真っ直ぐでも少々斜めだったり。このポジションをとるだけならまだしも、次の動作がある場合、「ビミョ〜」が「それはちゃうやろ」という位置になってしまう。
「ちゃんと」と声をかけて、やり直させてはいるが、本犬にしたら「正面に来ているじゃん!」と思っているようだ。地団駄を踏んで文句を言う。ルーシーが正しいポジションをキッチリ覚えるためには、正しいポジションから見える景色を覚えなければならない。(あ)自身も全くモチベーションが上がらない作業なのだが、我慢して時間をかけて教えても、次に別のことを教えると、すっかり忘れてしまう。ここらへんは、どうやら飼い主に似たらしい(;_;)。当然、トライを重ねても褒められる回数は減る。
手でルーシーのオシリの位置を直してやるのだが、これまた気に入らないらしい。
ルーシーは「私が触ってほしくない時にお尻を触らないで」と思うのか、または「フロントだろうが、なんだろうがかまわない。なんとか、おやつをゲットしなければ」と思うらしい。オスワリを命じられなくても座ってしまう。
こちらは単に「フロント」と命じているのだから、ここで褒めると、フロントは「(あ)のなんとなく前あたりに来て座ること」と覚えてしまう。それはマズイので「立って」と声をかける。一瞬は立ち上がるのだけど、「そう」と言われた瞬間に座ってしまう。
ルーシーにとって、(あ)の前で座るのは「食べ物をもらう姿勢」なのだろう。おそらく長年をかけて身につけた仕草であり、もはや無意識に座ってしまう。
犬に無意識の動作や仕草を意識させて変更するのは、本当に難しい。長年放置したツケの大きさに驚く。そして修正作業は、こちらもストレスが貯まるし、ルーシーにはなおさらのこと。果てには、命じられてもいないフセをしてみせたり、ごまかし作戦を決行してしまう。困ったもんだ。
A先生は「Iさん、足で(蹴るのではなくて)チョイチョイと修正してやれば?」と提案してくれた。サッカーをされていた先生のようにタイミングよく声をかけながら、なおかつ足を使って修正するなんぞ、とてもじゃないができまへん。
という訳で、我らは特殊兵器を導入(笑)。
なんのことはないルーシーのリードである。
ちなみに、このリードの輪の部分は、ルーシーに噛み千切られて、今はお揃いのカラーを輪の代わりに付けている。
リードの輪の部分を胴につけて、手で引っ張りながら修正する。これとて超不器用な(あ)には難しいけれど「足よりは上手く修正できるかな?」と思う。
その姿を見た先生が「なんだか妙なプレイみたいですね」と笑う。
確かに。
犬の下半身を釣って誘導ってのは妙かもね(爆)。
装着されたルーシー自身は嫌がることはないが「変なの〜」とヘラヘラ笑っていた。
頼むから早く覚えてくれよ。
じゃないと、お母さんが変な趣味の人と思われちゃうよ。