老化との戦い

 久しぶりの教室。実は先週のはずだったんだけれど行けなかった。2週間前に予約を入れる際に「仕事があるからなぁ。木曜日と金曜日、どっちが良いかな?」と最後まで悩んでいた。その結果、頭の中は金曜日と思っていたのに、先生には、なぜか木曜日とお願いしてしまった。本人はそのまま「金曜日」と思い込んでいたので、木曜日の午後は自宅で仕事していたところ、先生からtel有り。
 「どこかで事故かなんかに遭われているのかと思いました」と言われた。ブッチだけでなく、心配させてしまって本当に申し訳ない。本人は「この日に仕事の目処をつけないと、翌日の予約をキャンセルしないといけない」と、シャカリキになって仕事をしていた。自分の失敗に気づいて「ボケたんちゃうか」と怖くなった。
 そんな訳で昨日教室に行ったら、謝罪も早々に次の競技会のハナシになり。来週には申し込みをしないといけないと言う。「エライこっちゃ、あと1ヶ月ちょっとかい」と慌てて曲を決め構成を考えることに。
 いきなり難題にぶち当たって、頭を掻きむしる。
 選んだ曲のイントロには、本当は「前進→観客の方を向いてポーズ」を当て込みたかった。ところが、これがまだ完成していない。成功率が低すぎる上に、成功しても出来にムラがある。曲の最初で失敗すると、こちらのテンションが下がってしまうので採用を避けたい。別のムーヴを考える必要がある。
 おまけに、今回の曲はサビが3回あるけど、そこに当て込むムーヴが思いつかない。
 とりあえず、そのうち1回のサビについては、自分で考えたんだけど。でも違和感があるんだよなぁ。

 「むうぅ」と唸りながら構成を考えていると、先生がふいに顔を挙げて、
 「今回、私はIさんを動かしたいんです」と言い出す。
 今回のテーマは「スタミナを養うダンス」だけど、それはルーシーのハナシであって。
 ・・・あたしゃ、動きたくないんですけど(爆)。
 「ダメですよ!ルーシーとIさんの一体感が大切です」
 でも私が動かなくても、一体感は出せるんじゃ・・・
 「こういうステップはどうですか」
 いきなりハナシが進んで、新しいステップを教わることに。
 先生のマネをするのだけど、体と頭が連動しない。頭で考えると間違ってしまう。成功して「そうです!」と言われても、動いている間にふと他のことを考えていて「アレ?今、私何をしました?」と覚えちゃいないし(爆)。
 先生も汗が出るほど動いて「Iさん、次回までに練習してきてください」
 だから嫌だって言ったのに〜!
 その後、ヨモヤマ話をする際にステップを踏むと成功。しかし、ステップに集中すると失敗。
 なんで、そうなるの?(←欽ちゃん風に読んでね)
 足元でルーシーがヘラヘラ笑っている。コイツは、お母さんが困っていると、嬉しそうな顔をするんだよな。ちょっとムカツク。
 しかし、ルーシーとのダンスは老化との戦いだと理解していたけど、自分も自分の老化と戦わなきゃイカンとは思わなんだ(笑)。