ただいまリハビリ中

 世間とは違い、我が家では、ちょっと残念なクリスマスだった。
 ルーシーは、退院の翌日、フセもオスワもできず。傷口を舐めようとするのでエリカラを着用させたところ、横になることができずにサークルの中でずっと立っていた。やはり傷が痛むらしい。ともかく体を休めないと傷は癒えないので、赤ちゃん用の腹巻を着用させてエリカラを外した。すると、今度は傷が気になって・・・の堂々巡り。なんとか横になるも、少しの物音に怯えて飛び起きてしまう。特に(あ)に対して不信感を示す。なかなか近寄ろうとしない。
 ようやく翌々日ぐらいから横になることができた。それでも急に立ち上がったり、体を変えたりすると、痛みが走るのか、次の瞬間はフリーズして動かなくなる。「おいで」と何回呼びかけても来ない。しばらく見ていると、突然動き出す。なぜか小走り・・・で、またフリーズ。なんでや?

 今回、術後のケアで困ることは2つ。
 まず、No.2(大)を我慢してしまうこと。ルーシーは6ヶ月半で避妊手術を受けたのだけど、この時は排泄では、あまり苦労しなかった。一回の散歩の時間を短縮する代わりに、一日の散歩回数を増やしたけれど、屋外に出る度に少量ながらNo.2はしていた。屋外に出れば、お腹の痛みも、針金が出ていることも、すっかり忘れてしまっていた。お友達ワンに会えば、リードをグイグイ引っ張り、後ろ足で立ち上がってオシリごと尻尾をブンブン。興奮し過ぎて、リードがついているにも関わらずグルグル走り回って、尻餅をつき、目を回したり。ともかく遊びたい気持ちが、痛みや違和感を完全に忘れさせていたようだ。
 今回は、散歩の楽しみは元より、生理的欲求よりも痛みや違和感が強い。

 朝、寝床のクレートのドアを開けても出てこない。体半分を外に出したまま固まっている。そろそろと動けば良いものを、なぜか廊下を小走りして再び固まる(爆)。
 獣医さんから「草むらに入らないように」と言われたので、普段のリードから、さらに短い60cmのものにして、お揃いのハーフチョークのカラーに替えた。カラーのチェーンが立てる音が怖いのか、玄関を出るのを嫌がる。
 なだめすかして外へ出ると、頭を低くしてヘッピリ腰。歩き出しの際は、体が温まっていないからだろう。しばらく歩くと、少し頭が上がる。それでも若干ヘッピリ腰(笑)。階段はムリなので、ゆるやかなスロープを歩くようにする。それでも上りになると、頭を下げてヘッピリ腰に戻る。歩幅が小さい。腹筋に負担をかけないようにしているようだ。
 No.1(小)はいつもどおり。ところがNo.2となると、切羽詰まるまで我慢してしまう。座っていきむのが辛いらしい。手術から3日目の散歩では、何回かトライはするものの直ぐにあきらめてしまう。マーキング癖のあるルーシーは、通常、斜面で用を足すことが多い(←自分のニオイをつける面積が広くなると思っている?)けれど、それも辛いらしい。代わりの場所選びに時間がかかる。周囲の物音も、普段以上に気になる。普段は1時間以上の散歩で、No.2を2回はするところを、ここ数日は1回こっきり。食事量を大幅には変えていないのに、排泄量が少ない。
 運動量は、ダンスの練習を控えているため普段の量よりは少ない。これじゃ筋力が落ちるし、太ってしまい、今度は関節への負担が問題になる。

 2つ目の困ったことは、(あ)に対する不信感。
 体を抱き上げられると、いつも以上に歯を鳴らして威嚇する。(あ)に対しては「体を撫でろ」と訴えることもなくなった。
 検診も手術も土曜日だったため、(た)が病院に連れて行ってくれた。それでも、ルーシーは(あ)が『主犯』だと見抜いている。不信感アリアリで今日もクレートから出てこない。困ったもんだ。