ひょうたんからいちご

 涼しい公園を探しに。我が家から車で30分足らずのところに、噴水のある公園があったはずだ。
 ダム横の公園の噴水。水不足のせいか止まってた〜(;_;)。こりゃ大失敗(TOT)。

 再び車で移動。Pの看板があったので入ってみたが、隣は溜池と田んぼ。あぜ道をグルっと回って帰ろうとしたら、甘〜い香りが漂ってきた。香りの源を目で探すと、ビニールハウスが連なっているのが見えた。

 「いちごだっ!」
 足元のルーシーが、こちらを見上げて「だよね!!」と目を輝かす(笑)。

 「ルーシー、いちごのニオイをたどれ!」と命じると、ものすごい勢いでリードを引っ張り始めた。

 これが大間違い(爆)。
 ヤツの鼻は全くアテにならん。

 引っ張るに任せて進んでいくと、整備された田んぼとあぜ道は消え、崖に作られた畑に変わり、その上、雑草の山に突入(@_@)。ルーシーの体はタネだらけ。ダニでなかっただけラッキーか?
 まだ水が張られていない田んぼをズボズボ言わせながら突っ切って、なんとかビニールハウスにたどり着いた。ハウスの出口が開いていて、そこから例の甘〜い香りが漂ってくる。
 ハウスに突進しようとするルーシーを抑えつつ辺りに人の姿を探すが、誰もいない。舗装道路に出てみると「いちご狩り」のノボリは出ている。店舗らしき建物はシャッターが閉まっていた。
 しかし、ここまで来たら、採りたてのいちごをゲットしたい。
 思い切ってハウスの前で大きな声で「すいませ〜ん」。すると、キレイなお姉さん2人が出てこられた。係員さんじゃなくて、いちご狩りのお客さん(^^ゞ。係員さんは、今はずしていると言う。

 「犬がいるので、いちご狩りはムリなんで」「なんとかパックで買いたいと思って」と説明する。

すると、お姉さんが
 「え?ワンちゃんが、いちごを食べるんですか?」
 「大好物なんです」
 「私、ワンちゃん大好きなんです。ちょっとあげても良いですか?」

 その瞬間、足元でルーシーが立ち上がり、鼻を鳴らして、お姉さんにアピール。

 どうして、コイツは自分に都合の良いことは、しっかり理解できるんだろ?
 お姉さん達が交代で美味しそうなイチゴを摘んでくださった。ありがとうございます!
 写真を撮ることになって、ルーシーは都合5〜6粒は食べたかな。

 我が家で食べられる量より多いじゃん(爆)。

 ルーシーにとって、こんな美味しいハナシがあるだろうか。
 公園より、このイチゴ農園に引っ張っていきそうな気がするよ(笑)。

後で、係員さんに訊いたところ、ワンコはビニールハウスの中には入れないけど、外に係留するかたちで入園OK。いちご狩りは大人1,500円で6月半ばまでやってるそうです。

 追記:お姉さん、顔出しに快くご了承いただき、ありがとうございます!お父さんが喜びます(爆)