猛者達の水遊び〜番外編〜

 (あ)が見る限りでは、犬同士の相性って化学反応に近いと思う。
 人間だと、相手の第一印象が最悪でも、深く知るうちに「案外良い人かも」って思い直すことがあるけれど。犬の場合は、そういうケースは少ない。
 最初に受けた印象というか、最初に嗅いだニオイというか。そういうものが記憶に刻まれて、ずっと残る気がする。だから、出会いの際に敵意むき出しで吠えられたら、次に会った時には、目を合わそうとしなかったり、相手が吠える前に吠えてやろうとしたりするんじゃないかと。最初の化学反応が時を経るごとに、大きく、激しくなっていく。
 逆に、犬の相性が良い場合。これも化学反応が大きくなるのかな?


 レイ君とルーシー。

 関西で言う『ええしのボン』と『関西のおばはん』の組み合わせ(爆)。

 レイ君は、あくまで紳士的にルーシーに寄り添う。この日は、大好きなラグビーボールも放り出してしまった。
水遊びのお楽しみヨーグルト。ルーシーに先に飲ませて、自分はほとんど口をつけなかった。ルーシーが飲んでいる側で、優しくアピール。大きな目がキラキラ。


 レイ君が遊びを放り出してしまったので、彼を追いかけていたジャスミンちゃんが手持ち無沙汰に。最初は、レイ君が突然態度を変化させたのを不思議そうに見ていたが、

そのうち「私というものがありながら、なんで、あんなオバハンを追いかけるのよ!全くしょうがないわねぇ。」と文句を言いながら、他のワンちゃんを追いかけていた(笑)。

 訊けば、レイ君は、ぽん太君にもアピールしていたらしい。
 ボール遊びが大好きだから、丸いワンコが好きなんだろうか?

 犬の化学反応。かなりディープな世界である。