小型犬と熱中症

 隣家に植木の消毒作業が入ったため、午後の一番暑い時間帯に外出→毎回思うんだけど、どうして一番暑い時期の暑い時間帯にやるんだろうね?嫌がらせか?
 散歩には到底暑すぎるためドッグカフェへ。冷房の効いた空間はルーシーには苦手なのだが、リードを着用して係留されると、おとなしく寝ていた。
 しばらくすると、小型犬と飼い主さんが登場。カフェの常連さんらしい。フードの相談に来られたようだ。
カフェの店員さんが、小型犬を抱き上げて一言。
 「お腹が熱いですね」
 片方の手の平に犬の顎を置き、腕の内側に犬のお腹を付けた形で抱き上げられていた。もう一方の手で口の中をチェックされて歯茎が白いと仰る。
 飼い主さんは駐車場で車を下りて、ちょっとだけ犬を歩かせて、地面がアスファルトになったところで抱き上げたそうだ。本犬は元気そうだけど、息が熱いという。店員さんは冷たい水を用意した。
 冷房の中で冷たい水を飲ませて、しばらくクールダウン。しばらくすると、口の中の色も回復したそうだ。
 飼い主さんは、このワンちゃんが下痢をする等、食欲や体調にムラがあるので、フードのやり方を相談に来られたようだ。「暑いからかなぁと思って」
 確かに、尋常ではない暑さだから、体調を崩すワンちゃんは多い。「(熱中症には)気をつけてるんですけどね」と飼い主さん。
 スタッフさん曰く――犬種にもよるし、個々の犬の性格(興奮し易い等)にもよるけれど――冷房をしているからといって安心はできないとのこと。冷房だけだと床や部屋の下部が冷えるので、お腹を壊したり、体調を崩したりすることもあるとか。
 「空気の流れが大切みたいです」
 「そういえば」と小型犬の飼い主さん。27℃設定の冷房の中でも、熱中症かな?と思わせる症状を見せることがあったそうだ。また、スタッフさんの知り合いの小型犬(トイプー)は、元気そうに走り回っている最中に、突然バタンと倒れたとか。飼い主さんが機転をきかせて、クールボックスに犬を入れて最寄りの病院に駆け込んだとか。
 冷房で冷気を作り、扇風機で空気の流れをつくる。体熱の熱交換を助けてやらないといけないらしい。小型犬は体高が低いので、地面の熱の影響を受けやすく、また熱交換が上手くない子が多いとか。
 そういや、ルーシーは自宅で全く冷房をしていないけれど、今のところ夏バテや熱中症になっていない。ハァハァ息が荒いことや、お腹を地面につけて冷やすことはあっても、スタミナは落ちていないし、散歩を嫌がらない。どうやら扇風機3台をフル回転というのが正解らしい。
 まだまだ暑い日が続くようだ。みんな元気で乗り切ろう!