小さな塊コロンの謎

 台風以来、朝晩の気温は10℃台。超早朝散歩も、夜が明けてからの時間に変更。放置ウ○チが増えてきたからだ。
 猛暑の時期を屋内で過ごしていた犬達が、秋になって一斉に屋外を散歩するようになった。猛暑の時期に放置ウ○チが全くなかった訳ではないけれど、非常に少なかったし、あっても場所が草むらや道路脇くらいなもの。従って、こちらは真っ暗闇でも、ブツを全く踏むことなく歩いていた。それが今では、道路の真ん中で遭遇するようになった。

 小さな塊が1ケだけコロンと残されていることがある。小石と間違えて何回か踏みそうになったぞ(怒)。

 ありゃ、どういうことかね?
 飼い主が回収し忘れた?
 犬が歩きながら用を足している?
 そんな犬の様子に飼い主は気が付かないってこと?
 じゃあ、飼い主は何を見ているんだろ?

 夕方の散歩で目につくのは、多頭飼いの小型犬が散歩する姿。大抵トイプー。
 中には、飼い主が鵜匠のように3本ものリードを持って散歩されているケースもある。
 残念ながらトイプーは鵜ほど訓練されていないらしく動きがバラバラ。1匹は用を足し、1匹は茂みのニオイ嗅ぎ、1匹は通行人を見ながらウロウロ〜。とても全員をコントロールできる状態ではない。
 1匹がルーシーを見つけて唸り始める。
 そりゃ久しぶりに屋外に出て興奮しているところで、見知らぬ犬と遭遇した訳だから、無理もない反応だ。
 1匹が警戒のサインを出すと、他の犬達は吠え始める。 小型犬に非常に多いパターン。
 飼い主は3本のリードを片手に持ち、体を屈めて、もう片手で排泄物を回収。こういう時の小型犬は「自分はひとりじゃないんだ」と思うのか、フットワークを効かせつつ、こちらに向かって吠えて挑発する。飼い主は片腕を3匹に引っ張られて回収に手間取り、かと言って先に犬を落ち着かせようとはしない。自分の犬に対して「なんで、こんなところで(排泄)するのよ」と文句を言いながら、あくまで一旦屈んで始めた回収作業を終えようとする。
 これが小さな塊が残される原因ではないだろうか?
 周囲を確認することも、通行する人等に配慮することも、犬をコントロールすることも、排泄物をすべて回収することも、すべていい加減でなおざりなのだ。
 どうして犬を落ち着かせて、通行する人や犬に迷惑をかけないように図った上で、ゆっくり&確実に回収しないかね?
 ウ○チは逃げないだろうに。
 多頭飼いの飼い主は、これができないのなら、カートを利用するか、または1匹ずつ散歩させるべきだと思う。
 ちなみに、この軍団を目撃したら、(あ)は
 1.別の道に入る
  または
 2.ルーシーを反対側に付けて、アテンションを取り、相手を刺激しないようにしながら通り過ぎる
 ようにしている。
 こちらは、できる限りの回避措置を執るけれど、それでもトラブルが発生する時は発生するものだ。全くコントロールされていない犬の側を安心して通せるほど、ルーシーは躾が行き届いていないし、またヤツを100%は信用していない。ヤツは攻撃されたと思ったら反撃に出る。あらかじめ注意を与えていても、それは十分起こり得ることだ。
 それに、ルーシーが反撃に出た場合――たとえ、こちらの注意や制止に従わなかった場合でも――(あ)はルーシーをその場では叱っても、心情的には、一方的に責めることはできないだろう。生き物としての正当防衛の範囲じゃないかと思うからだ。