おまたせしました 1

 ノミ・ダニ予防薬。ネットの情報とB○cker先生の本から。情報は、必ずしも最新・正確とはいえないので、その点をご注意いただきたい。
 ちなみにBeck○r先生は、フロン○トライン、アドヴァンテ○ジ、レボリュ○ション等も使用しているが、コンフォ○ティスが好みらしい。それでも「どんな予防方法が、ご自身の犬に最善なのかを、掛かり付けの獣医さんに尋ねて、推奨された方法を守ること」と仰っている。
 さて、フロ○トラインとAdvant○xの比較(ネット)。
 フロン○ライン(以後「フロ」)の主成分はフィプロニル。フェニルピラゾール化合物から作られた殺虫成分→ちなみに、プラクティ○クの主成分であるピリプロールも同じ系統。
 フィプロニルは、ノミ、アリ、カブトムシ、ゴキブリ、シロアリ等、幅広い種類の虫に有効。虫の神経システムを狂わせる。虫に対しては毒性があるが、人間や動物に対する毒性は、それ程ではない。
 滴下すると皮膚の下の脂腺にたまり、24時間で全身の毛包に届く。しかし血流にまでは届かない。体を舐めたりしない限りは害になる危険性がないことから、EPAが、妊娠中および泌乳時期の犬に対する使用を認可している薬である。
 その一方で、ある米国の犬関連雑誌では、フロを長期使用すると、犬の神経システムや甲状腺に害を与える可能性があるという。投与量を抑えても、長期使用すれば、皮膚トラブルを引き起こしたり、ホルモンや生殖機能に支障をきたしたりするかもしれないと発表している。また、EPAは、フィプロニルが人間の癌を引き起こすとは結論づけてはいないけれど、人間にとっては、これが発がん性物質であることを明らかにしている。犬に投与する際には、飼い主も薬剤に触れないように注意しなければならない←体に付いたら、体の他の部分を触らないようにして、石鹸でよく洗い落とすこと。犬の体が完全に乾くまでは触れない等
 フロとプラはフェニルピラゾール化合物を主成分としており、犬の中には、過敏に反応するものがいる。これらの製品を使用して体調を崩したら、使用を止めなければならない。大抵、このような反応は初回の使用で見られる。特に初回では、滴下後の犬の様子をしっかり観察しなければならない。
 次にk9 Adv○ntix(「アド」)。米国では一般的に使われているようだけど日本ではどうなのかな?
 アドの主成分は、イミダクロプリドペルメトリンで、ルーシーも使用したことがある「フォ○トレオン(「フォ」)に似とるなぁ〜」と思った。で、調べたら同じメーカーの製品だった(爆)。
 フロとプラは、体に付いたノミ等を規定時間内に殺す、または活動を抑えるが、アドとフォはハナから虫を寄せつけない効果がある。
 イミダクロプリドは、ノミ、ダニ、蚊にも有効←蚊に効くというのは珍しいよね。ノミは、滴下後12時間以内に98〜100%の確率で殺す。万が一、ノミが付いたとしても、薬剤が作用して3〜5分で噛ませないようにする。有効期間は1ヶ月。また、ペルメトリンは、虫が犬にとりつかないようにする効果がある。(あ)の記憶が正しければ、ペルメトリンも人間にとっては発がん性物質だったはず。アドの適用対象は、生後7週間を超えた犬。
 フォの場合は極端に水に弱い。雨にでも濡れたら、体から薬剤が落ちてしまう。一方、アドは防水型だという。日本では使われているのかなぁ?あんまり聞かないけど。
 フロもプロもアドも、使用方法を誤れば、毒になりかねない。およそ生物を殺す薬剤は、多かれ少なかれ何らかの毒性があるものと考えなくてはイカンのだろうね。長期使用となれば、なおさら。
 体表に付けるタイプを選ぶ場合、ペットの生活環境も考えなければならない。たとえば、乳幼児のいる場合。犬に滴下した後、しっかり乾いていない薬剤を触ってしまい、手を口に入れることも考えられる。
 そして、これらの製品いずれもが主に効果があるのはノミであって、ダニではない。どの製品も、ダニに対しては、対ノミと同等レベルの効果は期待できないのが現状。「お住まいの場所がダニがウヨウヨしている場所なら、散歩後は直ぐに犬の体を注意深くチェックして、ダニが付いていたら直ぐに取ってやらなければならない」「手を体表に滑らせてダニが付いていないかをチェック。特に鹿のいるところにはダニが多い」(Becker先生)。日本では、犬にノミがつくことは比較的少ない。その点は地域の気候もあるだろう。
 アドについては、次回動物病院に行った時に訊いてみようと思う。<次回はコンフォ○ティス 笑>