初めましてのパピボー

 ネットリと濃い霧の朝。いつものように歩き散歩。S公園に向かう道すがら。歩道中央にある花壇の向こう側からヒョコッと顔を出したワンあり。立ち耳のキラキラ笑顔。
 も、もしかして、レッドボー!?
 ニューフェースのサラちゃん、6ヶ月。
 こういう時ってカメラを持ってないんだなぁ、残念。
 ルーシーはパピーのパワーに負けて(あ)の背後で「私は留守です」状態(爆)。
 大人のくせに挨拶ができんって、社会ワンとして失格やで、君。
 サラちゃんは、ルーシーが自分に興味がないと知ったら、深追いはしない。  とっても賢い子だなぁ。
 これ幸いと(あ)はサラちゃんをウリウリして、至福のひとときを味わった。 中腰で同じ姿勢を続けると腰に来るので(笑)、ちょっと背筋を伸ばそうとした。すると、サラちゃんが、すかさず前足で(あ)の片足をカニばさみ(爆)。お父さんが慌てて、ふりほどいたら、今度は地面に転がって「お腹、撫でて〜♪」
 ワンコより人間の方が好きなのかもね。
 お父さん曰く「犬連れの人だと(自分が)撫でてもらえると思ってるんです」
 なかなか効率の良いターゲット設定だね(笑)。
 訊けば、お住まいはニュータウンの外で、そこから散歩に来られているらしい(@_@)。少なくとも往復1時間はかかるだろうなぁ。
 生後6ヶ月から2才くらいのボーダーはエネルギーの塊だし、疲れても、ちょっと休めば直ぐにフルチャージしちゃうしね(^^ゞ。エネルギーが余ると、良からぬことをするし。
 ボー飼い同士の『あるある会話』で、2人とも苦笑い。
 お友達と自由に走り回れる環境があれば良いのにね。
 前日、久しぶりにフラッシュ君とママさんに出会って、みんなで走り回って遊んだ頃のことを思い出していた。その時にママさんが仰ったことを思い出した。
「ホントに楽しかったよね。今じゃ公園で、そんな遊びは全然できないけれど。この子達が最後だったんじゃないかしら?」
 そうだなぁ。今じゃ公園を友達と一緒に走り回っている子なんて、ほとんど見ないよ。ルーシー達だって、何回か注意された事があったけど、結局は大目に見てもらっていたと思う。それから世の中は、ますます世知辛くなって、犬が犬らしくいられる環境は少なくなってきた。
 サラちゃんや、これから世の中に出てくるボーダー達が、ルーシー達と同じくらい楽しい子供時代を過ごせたら良いなぁ。



↑ルーシー&フラッシュ。2匹とも若かったなぁ(爆)