さすらいの旅 4

 ゆ〜れ〜さんとの昼食の後、次の目的地である霧島へ出発。到着する頃には日が落ち始めていた。山の中だと、特に日が短く感じられる。

 鹿児島の後は宿泊地だけを決めていた。(た)は写真三昧、(あ)は温泉三昧、ルーシーは車に乗り放題を楽しむ予定。日中のアクチビチーは、天候と気分次第と、かなりゆるゆる。

 霧島の宿で。夕食は盛りだくさん。これだけの料理を女将さんが独りで作っているとは驚きだ。鳥刺しは、鹿児島名物なのかな?ゆ〜れ〜さんから肝刺し&鳥のタタキもいただいた。贅沢でバチが当たりそう。でも、どっちもウマウマ〜♪

 鹿児島の調味料は関西のものとは違う。お醤油は蔗糖が入っていて甘みがあるし、ぽん酢はミカンの絞り汁を使っている。いずれも、しつこい甘さではない。昔は貴重品だった砂糖や蔗糖を庶民が日常生活で使えるのは、地域がずっと豊かだったってことだろうな。
 ルーシーも鹿児島の地鶏を堪能。瞬時に完食。トマトとアスパラも美味しかったみたい。

 温泉で温まったら、(た)はアルコールが入ったこともあって、寝床に入るや大イビキをかいて寝ていた。ルーシーも早々に沈没。
 翌朝には、気温がグッと下がっていた。前夜にたらふく食べたのに、朝になったら、また快食(笑)。ルーシー家は胃袋だけはどこへ行っても元気だ。宿の女将さんに霧島神宮に行く旨を伝えたら、自ら案内して下さるという。

 霧島神宮は、お伊勢さんに次ぐ規模を誇る。火山活動の影響で消失を何回も経験しているそうだが、同じ場所に再建されている。近年パワースポットとしても人気が高い。神宮は樹齢数百年もあろうかという大木に囲まれている。境内はペットも入れるということなので、ルーシーもお参りに同行。他の参拝客に「よく来たね」「元気でね」と声をかけられる。

 自分のお願いはセルフでお願いします(笑)。

 「いつかアクセルに足が届きますように」 by ルーシー

 境内の奥に、ひっそりと小さな鳥居があった。山神社である。山の神さまは、お酒が好きだそうで、賽銭箱の上にお酒が供えられていた。

 女将さんとは、ここでお別れ。新米をおみやげにいただいたよ。
 ルーシー家は、新燃岳へ。
 新燃岳は未だ活動中ということで、登山路も途中まで。

 紅葉とススキに包まれた山道をハイキング。
 空が青いねぇ。
 日差しが強くて、ルーシーの頭は少し熱くなっていた。

 紅葉のきれいな場所で休憩した後、阿蘇に向かって出発。