似てますか?

 犬は飼い主に似ると言う。「ウチらは違うやろ〜」と思う一方で「そんなところを似なくても」と思うことも増えてきた。長年一緒にいると、犬も変わってくるのかな?毎日顔を合わせているから分からないだけで。
 ルーシーが自分に似てきたと思うところは「おっちょこちょい」「せっかち」。まぁ、「せっかち」は、ボーダーらしいところかもしれない。先読みばっかりしよるしね。
 「おっちょこちょい」の最たる例。
 健康診断を終えて帰宅後。トテテテと走ってピタリと止まるを繰り返していたけど、これは脾臓の手術後に見せた行動。確かに、お腹の毛は剃られたけど切腹した訳じゃない。なのに、本犬は手術を受けたと思い込んでいたのか、トテテテ→ピタリを繰り返していた。こちらは内心「お腹を切ったかどうかも、自分で分からんのか?鈍いヤツ」と呆れたが「本犬にとっては、腹毛がなくなったショックは大きかったのかも」とも思い直した。
 日中は病院に預けられたことで、その夜、ルーシーは「お母さんは怒っている」と思っていたようだ。お母さんは怒っているから、自分を病院に置き去りにしたんだと。こちらが再三「大丈夫だから」と言い聞かせても、ヤツはビミョ〜な距離をとり続け、自分から甘えに来なかった。「罠だ」と警戒して、クレートにそそくさと入って撃沈。
 で、翌朝。(あ)がクレートを開けたら、ルーシーは、いつものように尻尾をユラユラさせながら「お母さん、おはよ〜」と挨拶に来た。あっけらかんとした態度に、こちらは「一晩寝たら忘れたのね」と、ヤツの単細胞を心の中で笑った。次の瞬間、ルーシーは腹部に異変を感じた。腹毛がないからスースーして、前日のことを思い出したらしい。一瞬、愕然とした表情を見せた後、再び(あ)とは距離を置き、(た)に甘えまくっていた。
 昨日フクちゃんの飼い主さんと出会った。パパさんとは最近会ったけれど、ご夫婦とは久しぶりだった。この時に可愛がってもらったのが、よほど嬉しかったのだろう。今日は、ともかく男女のペアを見つけると、リードを引っ張りまくって近づこうとする。暖かい午後だったので、ウォーキングをする人も多かったせいもあるだろうが「どう考えても違うやろ〜」というペアでも、ルーシーはリードを引っ張って、ともかくペアの正面に回り込もうとする。残念ながら、すべてハズレ(爆)。(あ)が「ルーシーの大好きな人には、そうそう毎日会えないよ」と声をかけてやると「ふ〜〜ん」という表情を見せた。
 その後、公園で遊んでいると、エルちゃんとパパさんが偶然通りかかった。可愛がってもらって、ルーシーはテンション↑↑。

 彼らが去った後、(あ)が「ルーシー、フクちゃんのパパさんたちを探してたんじゃなかったっけ?」というと↓の表情(笑)。


「いいの、いいの、可愛がってもらえたら」by ルーシー
 帰り道は、小型犬を連れた男性を探しまくったのは言うまでもない(笑)。