雷対策の提案

 海外のボーダーコリーの飼い主さんのブログから、音響シャイの子に有効な対策の情報があったので紹介。アメリカは7月4日の独立記念日に、各地で花火大会が催される。それに合わせて、自分の犬に試して効果があったものを紹介されていた。
 一方、日本では、台風やゲリラ豪雨の季節に入る←梅雨はどこへ行った? ここ数日などは、雷注意報が出ない日はないから、ワンコや飼い主さん達も大変だろうなぁ。花火大会のようにスケジュールが決まっていれば、予め用意ができるけれど、雷はそういう訳にはいかない。おまけに人間よりも、犬の方が天気の変化を早く察知して、神経質な子はゴロゴロが始まるずっと前に、体調を崩してしまう。ネットの天気予報でも役に立たないことが多いとか。

 1つはメラトニンホルモンの一種。周囲が暗くなると、体内のメラトニンが増えて眠くなる。あのメラトニン。人間でも鬱などの治療の一部に使用されている。これが不安の除去に効果があるらしい。
 一回の投与量は、小型犬なら1/2〜1mg、体重が25lbs(11.34kg)を超えると3〜9mg。体重1kgあたり10〜80mgの範囲であれば、悪影響はないらしい。投与から20〜30分後に、体内のメラトニン量はピークになり、5時間で半分に下がる。鎮静剤ではないので、ヘロヘロになることはないらしい。メラトニンは、動物の体の中に元々あるものだし、たとえ摂取し過ぎたとしても、まず無害。犬が天気予報よりも早く雷を察知したとしても、その時点でメラトニンを与えれば、効き目が早いから、症状が軽減できるだろう。飼い主さんが外出しなければならない場合でも、これならば副作用もないから、安心して与えられるのではないか?

 2つ目は、ThunderShirtという服↓。日本で販売されてるのかなぁ??
 http://www.thundershirt.com/Product/Thundershirt.aspx?item_guid=ad60b946-f758-45e2-a589-331dda09637e
 見た目は、犬用の防寒ベストだけど、特許を取ってるそうで、何かが違うんだろうなぁ←いいかげんでスイマセン(笑)。
 胴部を常にやさしく圧迫する構造らしい。犬は服を着せると固まる子が多いけれど、この商品だと、直ぐに忘れて動き出すことが多いとか。自閉症の人は、上半身を軽く圧迫し続けることで興奮を抑えたり、安心したりできるそうだ。Tタッチを実践する人達も使っているらしい。
 上半身を、苦しくない程度に圧迫し続けることが鍵なら、パッツンパッツンのシャツとかでも良いのかなぁ←貧乏性(笑)。まぁ、それ以外に何かスペシャルなものがあるんだろうけどさ。
 犬の症状が軽かったり、飼い主さんが長時間外出しなければならない場合などは、こっちが良いかもしれない。

 メラトニンについては、まずは掛かり付けの獣医さんに相談されることを、お勧めする。獣医さんに処方してもらって、ある程度、自分の犬に効果が確認できたら、人間用のサプリに変えることも可能かもしれない(若干、安くなると思うし)

 ThunderShirtについては、日本で販売されているかどうかを探す間に、まずはパッツンパッツンのシャツからお試しあれ(爆)。症状が深刻ならば、両方を組み合わせることも可能。

 (あ)個人としては、上の2つの方法に加え、マンションで飼育されている飼い主さんには、ワンちゃんと一緒に空の風呂桶の中に入って雷をやり過ごす方法も、お勧めしたい。マンションならば大抵は、お風呂場に窓がないし、稲光も目に入らない。風呂桶は通常の床より下に固定されて揺れにくく、また電磁波を伝えにくいので、家の中で一番雷から遠い場所と考えて良い。犬は屋外の雷を少しは忘れられるかも。風呂桶に入るときは、ご自分用とワンちゃん用のおやつ、雑誌なんかを持って入ると過ごしやすいかも。普段から、空の風呂桶でリラックスしたティータイムを楽しむクセをつけておけば、やり易いかも。