受験の神様と呼ばれて(笑)

 ご無沙汰しとります。ルーシーは元気。ブログが更新できなかっただけで。
 正月が明けて、ルーシー家も、いつもの生活に戻った頃。「Hちゃん、助けて〜!」とSOSコール。
 ・・・デジャブかと思いましたよ、あたしゃ。
 昨年も同じセリフで突然電話があり、そのときは「娘が大学受験なのだけど、発音問題でいつも失敗する。どうしたら良いか」との質問でした。1点、2点を争う厳しい闘いに敗れ、一年浪人することになったワケです。
 今年のセンター試験まで数週間というところで、再びSOS。今度は「娘が、勉強することがなくなった」と言い出したとか。母親は、その言葉に不安になって、こちらに電話してきたという。
 はじめは「良いことじゃん、本人が、やり切ったんなら。自信をもって試験に臨めるでしょうが」と言ったのだけど、さすがに「志望校は、試験直前の数週間をボンヤリ過ごして入れるような大学じゃないよなぁ」と思い直し、
「判った、じゃあ、センターまで読解練習用の文章を送ってやるから、試しに読ませてみ。」
 で、思いっきり喝を入れるため、シケタンに載っていないような単語の入った英語の論文や教科書の抜粋を送った。
 「分からない単語があって当たり前。分からなくても読み進む練習をしなさい」と。
 この時点では、幸い仕事もなかったので、ボランティアで千本ノック読解練習を開始。
 本人は至ってマジメな性格なので、一生懸命読んでいたらしく、
 センター試験では、1日目の英語90代後半の高得点を叩きだした\(^o^)/。
 「あれだけ難しい英文を山ほど読んだから、センターの問題がメッチャ簡単に見えた」らしい。
 「良かったね。じゃあ本試験を頑張って」と、ここでオサラバのはずが。
 ・・・センター2日目の理数系で大コケしたらしい(大号泣)。
 なんと理数課目の得点が足切り
 あこがれのK大医学部は受けることさえ許されず。それでも2浪は許されない。
 私大も受けることになり、そうなると、英語での得点がモノを言うとか。
 あろうことか、私大の第一志望が、KO大医学部。
 ハードル、上げすぎやん(ナイヤガラ滝汗)
 たとえ英語で満点を取れたとしても(それも非常に難しい)、理数がセンターでのレベルに達していないのなら、到底無理ではないか?
 意を決して「もうちょっと現実的な選択があるんじゃないの?」と言ってみたが。
 しかし、何よりも本人が自暴自棄になって、訳の分からん行動に出るようになってしまったそうで。
 この期に及んで文系にスイッチすると言い出したり。
 センターが終わっただけで、本試験は一つも受けていないのに、すでに精神状態が不安定とは。
 ここは、とりあえず本試験終了まで受験生のモチベーションを下げさせないのが一番大事か。
 という訳で、『千本ノック』を1ヶ月半以上も続けるハメに。

 ちなみに、ハリー・ポ●ターやクマのプ●さんから、脳神経科学・環境・社会学・心理学・経済学の基礎、大統領のスピーチ(不適切な関係のヤツも 笑)まで多岐にわたるものを選んで送った。
 結局、70近いデータファイル(1つに10枚近い文章)を打ち込んでメールで送る日々。
 時には、英作文問題を作り、時にはリフレーズ問題を作ったり。

 驚いたことに、こちらの読みがバカ当たり。

 エネルギー関連やら科学のトピックが、ドンピシャだったそうな。

 当の受験生から『神』扱いされる羽目に。
 
 自爆行為で、ますます逃げられなくなってしまった(イグアス滝汗)。
 2月に入ると、こちらの仕事も連続で入り、さらにアップアップ。
 後半になると、(あ)も多少おかしくなってきて、家事で凡ミス連発。(た)に「何しとんねん?」と呆れられる日々。

 それも昨日の国公立で終了。
 もう2月も終わりじゃん(苦笑)。
 
 わずか1ヶ月半ほどだけど、めちゃめちゃ疲れた〜。

 神様は寝て果報を待つことにします(爆)。