10歳の春だから 5

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プラットホームを使ったエクササイズ

 高齢犬を対象としたトレーニング用で重要な小道具一式の中に、プラットホームがある。プラットホームは、固有受容機能を向上させ、バランスを改善し、筋肉を強化し、トレーニングを通じて犬の知能を鍛え、犬に自信を与える素晴らしいツールである。
 プラットホームには、さまざまサイズがあり、自分の犬にあったものを自作することもできる。高さは2〜3インチ(6〜9センチ)から始める。本をダクトテープでグルグル巻いて、表面に滑らない素材を貼り付ける。幅は、犬のスタンスよりも、少なくとも数インチものが良いかもしれない。四足すべてで乗るトレーニングをする場合は、犬が立った状態で計測した前足から後ろ足のながさに加え、4〜6インチ(12〜24センチ)ほど長い方が良いかもしれない。

 ↑(注意)プラットホームの高さ、サイズや形態は、犬種や身体的な問題の有無により異なります。

 犬にバランスの問題がある場合、サイズの合った、動きを制限しないハーネスを犬に着用させて、必要に応じて犬を優しくサポートする。プラットホームの上面は滑らないように配慮する。

 プラットホームを使ったファウンデーション・エクササイズは、犬がプラットホームに留まるエクササイズである。


1) 2本足を上に

 前足2本をプラットホームに載せさせる。犬の疲労具合を確認しながらエクササイズを行う。プラットホームに足を載せた状態で、最初は10〜20秒間静止。少しずつ回数と静止時間を延ばしていく。高さを増やす場合は、最初の高さで最低30秒間静止するエクササイズを、少なくとも1週間行った後に高さを変える。
 前足をプラットホームに載せるエクササイズは、体重を支える配分を、後ろ足へ若干シフトする意味がある。後ろ足2本が、等しく体重を負担していることを確認しなければならない。後ろ足は、どちらか一方が常に前後するよりも、揃ったかたちであることが望ましい。体重の配分に偏りが見られる場合には、獣医さんで診察してもらうべきである。
 プラットホームの高さを上げる場合は、最初は静止時間を10秒に減らす。少しずつ静止時間を伸ばしていく。

2)お手

 犬が床に立った状態において、前足1本でお手をさせる。注意することは、犬が飼い主の手の平に優しく前足を載せても、体重はかけない状態でなくてはならない。たとえ、3本の足が床についているとしても、体重は後ろ足にかかり、筋力強化になる。
 このエクササイズを床の上で、できるようになったら、今度はプラットホームの上で行う。


プラットホームを使った他のエクササイズ

−バック(サイドステップ)で歩き、2本の足をプラットホームに乗せる
−プラットホームに前足2本を載せた状態→誘導により、後ろ足2本を載せた状態 を繰り返す
トレーナーさんの説明では、これで犬の空間認識や後ろ足の位置の認識も良くなると言う。
ルーシーの場合、(あ)の手の中の食べ物しか見てないけど、効果があるんかなぁ?

別のトレーナーさんも動画で紹介してました↓

後ろ足の位置の認識を向上させるエクササイズで、かつ、ダンスの複雑なトリックの基礎にもなるそうです。