10歳の春だから 6

ウダウダ続きでスイマセン。興味のない方は、スルー、スルーでお願いします。

 今回は、ルーシーのブートキャンプ編(爆)
 やっぱり〜、個々のワンの状態に合ったエクササイズを採り入れるのが一番だと思う。いろんな情報があるけれど、その中から、使えそうなものをピックアップして、自分なりのアレンジを加えれば良いんじゃないかと。ルーシーは前足の肩関節や足先の骨に問題を抱えているしね。

 昨日のプラットホーム・エクササイズが、後ろ足の筋肉の強化に役立つとすれば、その仕組は、前足の角度を変えて、重心を後ろ半身にシフトすることにある。
 で、先日TV番組で「ドッグダンスのバック(後ろ方向へ動く)の動きが、後ろ足のストレッチに役立つ」と言っていたので、先週からルーシーに、新しいエクササイズを始めた。雨続きで路面が滑るため、まだ数回って程度だけどね。

 「坂をバックで降りる」である。

 ちなみにダンスのルーティンでバックをさせる場合は―――もちろん平面だけど―――ハンドラーから、できるだけ犬が離れることが推奨される。そのためには、初速が重要で、犬は、バックの指示が出た瞬間に、前足で強く地面を蹴って後ろに下がらなくてはならない。
 しかし、このエクササイズでは、前足よりも、後ろ足を使うことが重要。フロントに付けて一緒に坂を降りる。
 ところが、コレなかなか難しい。いつもの散歩コースだから、ルーシーは地形を熟知している(以前は、フロントでバックさせて登ったところ)
 ヤツは「お尻から坂を下らないとイカン」と理解した途端に、フロントの指示を拒否(爆)。なぜか、サイドやツイテ、しばらくやってなかったマンマのポジションまでやって見せて、誤魔化そうとする。
 「ダメ、フロント」と言いきかせると、渋々フロント位置へ。
 「最初は怖いだろうから、ゆっくり降りよう」と心に決めていたものの、ルーシーの一歩は、予想以上に小さい。大きく後ろに踏み出さなければ、体重は前半身に残ったままだ。これじゃエクササイズにならない。
 でも、こちらが前にズイと出れば、ルーシーの前足を踏んでしまいそうだ。
 ルーシーは怖いせいか、お尻の位置も下がってしまっている。頭を下げさせて、お尻を挙げさせる必要があるかも。
 という訳で、こちらは若干中腰になり、おやつを自分の股間あたりにチラつかせて、足を広げてガニ股で歩く。

 ・・・傍から見たらアブナイ人だよ〜(;_;)。

 坂の斜度は一定ではないから、それもルーシーの恐怖を増幅させているのだろう。
 途中で休んで、おやつを与え、褒めまくって少しずつ進む。
 いくら車の入らない道でも、この時期は人や自転車の往来が多い。自転車が坂を降ってきたり、見知らぬ犬が坂を登ってきたりすると、相手との距離に関わらず、ルーシーは立ち止まり、やる気を無くす。
 あまり人がいない時間を狙っているんだけどなぁ。テニスのお客さんが、入れ替わり立ちかわり、坂の下のコートへやって来るし。
 ルーシーの身体を片足で守るように進めて、なんとかクリア。

 坂の下まで来たら、こちらの腰が固まった(爆)。

 それでも、今日は、後半になってスピードUP。後ろ足の歩幅も、若干だけど大きくなってきた。
 気温が高かったせいもあるだろうけど、ルーシーはバックしながら息が上がっていた。
 歩幅が大きくなったら、それだけ重心も前から後ろにシフトするはず。後ろ足の筋肉も鍛えられると期待している。

 帰宅後、背筋をマッサージしてやったら、半眼になってた。お疲れちゃん。
 後は、こちらの腰のメンテだなぁ。ルーシーがマッサージしてくれないかしら(爆)?