(あ)イザップ作戦(笑)

 (あ)イザップ作戦は進行中。開始から半月弱。少しではあるけど、ルーシーの骨盤の上辺りに筋肉がついてきた模様。
 CMのように、モリモリ筋肉を見せびらかしたいけれど、飼い主でも触らないと分からない程度だし、ヤツは元来毛むくじゃらだし。無理にならない程度に継続したいと思っている。
 成果?と思うのは、ルーシーのベッグの静止時間が長くなってきたこと。青空ちゃんのように、背筋が地面に対して、ほぼ直角の状態で姿勢を維持することは、ルーシーにとっては難しい。どうしても下半身がグラついて、持ち上げた前足を、直ぐに地面に付けてしまう。ベッグが瞬間芸になってしまう。それが少しずつ長くなってきた。

 作戦の内容は、ヒジョ〜に地味。
 まずは、坂道のバック下り。導入時から、少しだけ変更を加えている。

 1) フロント位置で頭を挙げさせない。
 頭が上がると、オシリが下がってしまい。後ろ足の可動角度が狭くなる。ターゲットである骨盤上の筋肉が使われない。頭を挙げさせないためには、おやつを自分の股の間くらいに持つ。ガニ股のスクワット状態で一歩一歩。
↑そりゃ〜非常に格好が悪いさ。公園内のテニスコートに向かうマダムに再三笑われる。彼女たちは、顔をすっぽり包むマスクをしているが、それがクラシックな銀行強盗みたいで「どっちも、どっちじゃねーか」と思っている。

 2) お尻の方向を見る。お尻の方向が狂っていたら、顔を動かして修正させる。
 頭を挙げさせないように気をつけているが、ルーシーは、こちらの顔をチラチラ見ている。褒めながらやってるからだけど。お尻が曲がっていたら、頭を右左に動かして修正する。あくまで正しく筋肉を使わないと効果は半減してしまう。

 3) 足の回転より、足を着地する時間に気をつける。
 ルーシーは早く進もうとするけれど、足が上がっている時間と着地している時間を長くとるように気をつける。確信はないけれど、足が着地している時間も大切な気がする。

 坂道バック下り以外には、屋外では「立って待て」、屋内では「立ってハンド(チェンジ)」を導入。
 何を隠そう、ルーシーは、立った状態を維持するのが超苦手(爆)。
 屋外では、ルーシーを立たせて「待て」と指示を出し、ルーシーの背後の方向に離れて、水入れにおやつを用意する。用意できたら、ルーシーのところへ戻って「待て」を解除。
 5回に2回は失敗。こっちに向いてしまったり、オスワリをしてしまったり。立って待つ間、ルーシーの後ろ足はガニ股に近く、妙に力が入っているようだ。フツーに立ちゃ良いのに(笑)。それでも、後ろ半身を意識することになるかなぁ。
 屋内では、ルーシーを立たせた状態で、前足1本でハンド&チェンジ(お手&おかわり)。前足1本を手に取って、10数える。
 これは海外の獣医さんが推奨するもので、後ろ足が弱ってきたワンコに効果があるそうだ。関節などに痛みや疾患がないことが前提条件になるけれど。
 四足で平らな地面に立つ安定した姿勢から、3本足で立つ姿勢に変えることで、少しだけ不安定になって、重心の位置が変わる。重心の位置が変われば、その分、筋肉を使って姿勢を維持しなければならない。ルーシーは前の肩関節が変形しているので、無理はさせられないけれど、体幹レーニングのつもりで少しずつやっている。
 
 イチイチ「何だかなぁ?」と言う顔で、こっちを見るけどね。小さなことからコツコツと。
  

↑夕方のF公園で、でっかいミドリガメ2匹と遭遇。ルーシーはビビって近づかない(笑)。