困ったヤツは誰だ?

 最近、朝の散歩は(あ)が担当。サマータイムのスケジュールを前倒しで導入。運動散歩を早朝(まだ普通の早朝 笑)に済ませてしまうことにした。
 そうなると、困るのが(あ)の睡眠不足。早い時間に寝床に入るのだが、必ず起こされる。夜遅い時間に(た)が独り夕食を食べていると、ルーシーが吠えるのだ。
 ルーシーは、(た)が何かをくれると思ってはいない。しかし、(た)が夕食を食べる姿を観察しないと、一日が終わらないらしく(笑)、「寝床から出せ」「見せろ」と、吠えて催促する。
 この催促吠えは、ここ1年ひどくなってきている。
 何年も前から(た)に注意し「ルーシーを吠えさせないように」と言ってきた。しかし、ことごとく無視されてきた。
 (た)は酔っ払って帰宅すると寂しいらしく、ルーシーを寝床から出してしまう。ルーシーには、それが当たり前になっているから「出せ」と吠えて訴える。まだ、ご近所から苦情は出ていないけれど、そうなってもおかしくない。
 そして(た)が単身赴任から戻ってきて、ルーシーの催促は、しつこくなってきた。推察するに、(た)は吠えられて、サークルの扉を開ける。以前は、それで済んでいたのが、今では、ルーシーは、リビングに入った後も、しつこく吠えている。
 もう我慢ならんヾ(*`Д´*)ノ”
 「朝1時間歩いて欲しい。それができないなら、夜はルーシーを吠えさせない。どっちか選んで。」と言い渡す。
 (た)はルーシーを撫でながら「じゃあ、朝の散歩はゴミの日だけにしてもらおうかな」
 ・・・やっぱりね。(#・∀・)。
 「だったら、夜はルーシーに吠えさせないこと。わかったわね?」
 返事がない。
 「わかった?」と、念を押す。
 「だって、アイツが吠えるんだもん」
 この期に及んで自覚がないのか?
 「言っとくけどね、ルーシーを吠えさせてるのは、アンタだよ。」
 「アンタがいなくて私だけの時、ルーシーは、夜吠えたことがないよ。」
 「吠えたら矯正しないと。」
 「約束だからね。吠えたら、朝1時間歩いてもらうから」
←新型クールシャツを着用。ジャストサイズだけど、胴長短足が目立つ。
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 そして一週間が経過。ルーシーの催促吠えは減ってきてはいるが、依然なくなってはいない。
 朝、(あ)がボーっとした状態のままで冷蔵庫を開けると、夕食のトマトが残っていた。
 「どうしてトマトを食べないの?飽きたん?」と訊くと
 「お父さんがトマトを食べると、ルーシーが吠えるんだもの」
 ・・・はぁ?(#・∀・)
 確かに、トマトは我が家の常備野菜で、食卓に上がることは多い。ルーシーもドッグフードと一緒に食べている。
 「トマトだけ?」
 「うん」
 ルーシーの寝床は玄関先で、そこからはリビングの内部は見えない。飼い主がリビングで何を食べているかなんて、分からないはずだ。
 それに、魚や肉のおかずも一緒に並んでいるし。どうして「トマトの時だけ」と言えるのか?
 全く訳わからん。
 訳わからんし、催促吠えの言い訳にもなっとらんぞ。

↑「だってトマトが好きなんだもん」by ルーシー