うらぼんぼんぼん 3

 今回、我が家は写真撮影を担当することになり――通常なら(た)だけが自主的に個人的趣味でやってるんだけど――(あ)も補助で撮影に参加。というのも、ステージには照明がなく、本堂前は基本的に影になる。薄曇りだと、黒い犬は真っ黒に写る。そのくせ、一部は日没前の西日が当たったりと、光量が一定ではなく、ヒジョ〜にややこしいからだ。ま、下手な撮影、数撃ちゃ当たる作戦ですな。
 先生達が、本番前にステージで確認作業をされている間、(あ)もスタンバイして、撮影方法を確認(笑)。片手にルーシーのリードをかけて両手でカメラを構えてみた。ルーシーを車内に置くのは到底無理だったし、(た)を撮影に専念させたかったし。いくら(あ)が睨みを効かせても、ルーシーが動けば当然ブレるし、そうでなくても自分の撮影スポットでは西日が入って逆光になる。光量は、自分がしゃがんで撮影すれば、なんとか犬はシルエットにならずに撮れる程度。巨大コーンにリードをかけて、リードの上に跪いていたが、アスファルトの凸凹に膝が当たって痛い。途中から座り込んで撮影。
 30分近く、ルーシーは伏せて「待て」をかけられ我慢していたが、自分がちょっと動く度に「待てでしょ?」と言われるばかり。当分、コマンドを解除されそうもないことに気づいた。何やら横でもモゾモゾ。本番前に先生に甘えようとしたら「後で」と言われて、お預けをくらっていたこともあり、我慢が限界に来ていたらしい。突然ステージに乱入して、A先生に飛びついた。あろうことか重い巨大コーンを倒して、(あ)をすっ転ばしやがった。チクショー!
 その瞬間(あ)が「ヤバイ!」と思ったのは、みづきちゃんのこと。ルーシーは、ゴールデンの和空ちゃんとは旧知の間柄だけど、みづきちゃんは、ほぼ初対面。みづきちゃんとは、きちんと対面させたことがなかったので、ルーシーがどう出るかが分からなかった。「興奮状態の犬が突然近づいてきてトラブル発生」というのは、よくあること。しかし、みづきちゃんは、Y先生が一瞬、眼力で制止されたので、アホ犬を無視してくれた。A先生も、驚いただろうにユーモアを交えて優しく、また、Y先生は何事もなかったかのように(爆)対応していただいた。ホント申し訳ない。

 ダンスのデモ中でなかったのが幸いだったけど、肝心の自分がトラブルの種を作ってしまった。先生達の顔に泥を塗ってしまったのではないだろうか。観客が大爆笑してくれたのが、せめてもの救い。皆さん、優しい人達ばかりで超ラッキー。

 ルーシーは10歳になってもアホアホ。それ以上にダメダメ飼い主の自分(T_T)。自戒を込めて動画をUP。

 来年は、漬物石持参で参加します←ウソです(爆)。