10歳の春だから 3

ウダウダと長いので、興味のない方はスルーして下さいね〜。

1)筋肉を強化し、柔軟かつバランスのとれた状態を維持するための運動

 『PROMエクササイズ』
 日本語では『他動的関節可動域訓練』と言うらしい。ストレッチみたいなもの?関節の可動域を、人間が手を加える事で広げ、または維持しようというもの。これは肉体的に問題がある子でも利用できると書いてあるが・・・少々疑問は残る。
 (あ)の個人的な考えでは、やってみようと思われる飼い主さんは、まず、かかりつけの獣医さんに、訊いてみて欲しい。今月は狂犬病ワクチンとかで病院に行かれる方も多いだろうから、そのついででも。
 まず、犬を体側を地面につけて横たわらせる。リラックスした状態にする。人間が四本の足を曲げたり伸ばしたりする運動。
 重要なのは、足の位置を体壁と平行にすることで、関節に力がかからないようにすること。(「体壁」ってどこ? 爆)足首を無理に伸ばさないことらしい。
 PROMエクササイズは、前足・後ろ足・肩関節・肘関節・股関節・膝関節について行うらしい。通常のストレッチと同じようなもの。ただし、よく分からんのは”abduction”。「外転」と言って、(人間の場合)足や腕を身体の中心軸から外側へ引っ張る運動を言う。これは関節の甘い犬の場合、非常にリスキー。
 Y●utubeに、後ろ足のPROMエクササイズの動画が出ていた。最近は、動物病院が動画をUPしているケースが多い。

 手術後のリハビリや関節痛のある犬に、1日2回、3セットするものらしい。くれぐれも無理なストレッチをしないこと。

 という訳で、ワシらもやってみた。
 Hock(足首)の部分は問題なかったんだけど、Stifle(膝関節)となると、ルーシーが警戒して身体を緊張してしまう。膝関節に力を入れてしまう。なぜか前足を掻くように動かす。これでは膝関節を安定したポジションに保持できないし、無理に動かせば関節を傷めてしまう。効果的なストレッチにならない。
 数回「マテだよ」と声をかけるも、本犬、警戒心アリアリの態度。これでは、とてもリラックスした状態ではないので却下。
 む〜、ヤツは子犬の頃から、身体を触られるのが嫌だったしなぁ。特に足。ちなみに腰の辺りをマッサージすると、仰向けになって後ろ足をケリケリしたり、伸ばしたり。ストレッチなら、これで良いかと(爆)。

 次、『クッキー・リーチ・エクササイズ』。特に高齢犬で、柔軟性とバランス感覚を維持するのに役立つそうな。
 まず、犬を立った状態にして、自分はクッキーを手にもつ。犬が、口をクッキーに伸ばさせる。目標は、後ろ足を動かさずにクッキーに口が届くようにすること。さまざまなアングルからクッキーを見せることで、複数方向に筋肉を延ばさせる。伸ばした状態で10〜30秒間、維持させる。ただし、後ろ足に問題がある場合は、おすすめしない。

 伸ばす筋肉の箇所は、背筋を中心とした筋肉。ゆっくりと無理のない程度に伸ばすことが肝要。
 これらに加え、ハードルを超えて歩く運動も、筋肉の柔軟性や強度、バランスの維持に役立つそうだ。

 
 『特定の筋肉群を動かし強化するエクササイズ』
 犬が立ったり、歩いたり、走ったりするのを助ける筋肉群を動かすエクササイズ。

 サイドステップ・エクササイズ
 オシリと太ももの筋肉を鍛える。犬の体側に沿って立ち、片手をカラーの部分に、反対側の手をオシリ辺りに置く。犬の方向に自分の足を動かして、犬を横方向に動かす(前方向ではなく)。3〜5歩から始めて、左右それぞれ10〜15歩くらいまで。

 その他の方法としては、坂や階段を上がったり、座った状態から立たせる等(スクワット??)。

<ウダウダと続く〜笑>