フリスビー・キープ

 朝は1時間なんとか歩いたのだが、夕方になって雨の気配。タメイキをつきながら窓から外を眺めていると、ピーママさんが我が家に立ち寄って下さった。お仕事で忙しいのに、わざわざフリスビーを持ってきて下さったのだ。
 先日ピーターと遊んだ際、家にあったフリスビーの一つを使って引っ張りっこをした。予想以上の力で引っ張ったため、フリスビーはペッタンコになってしまった。ピーママさんは、それを見て気を遣われたに違いない。
 ルーシーのフリスビーは大体2種類。ひとつは(た)がよく使う、ウレタンの入った布製。もう一つは(あ)が使っていた比較的柔らかいプラスチック製。実は現在あるプラスチック製のフリスビーは、二代目だ。初代は、他のワンちゃんが気に入ったらしく、カミカミして、すぐにボロボロになった。そのワンちゃんの飼い主さんが気を遣って新品を下さった。
 二代目のフリスビーは、非常に長持ちしていた。というのも(あ)の遊び方がヘタなせいか、ルーシーはすぐにフリスビーに飽きてしまう。それにどちらかというと「紐付きウ○コ」ことクールコングの方が、風の影響を受けずに遠くまで飛ぶ。最近では、フリスビーの出番は少なくなっていた。 
 他のワンちゃんの飼い主さんとしては、自分の犬が他のワンちゃんの物をダメにしたと思われるかもしれない。しかし、本来、犬が使うフリスビーは消耗品だ。それにルーシーは、植木鉢の下に敷くプラスチック製の皿とフリスビーを区別できないヤツなのだ。気を遣っていただくと、逆にこちらが恐縮してしまう。
 という訳で、ピーママさんの了解を得て、今回持ってきていただいたフリスビーは「キープ」させていただくことにした。ピーターの名前を書いて、我が家で保管させていただき、次に来てもらった時に、これで遊ぶことにする。ピーターが「いつもの」と言ったら、いつでも出せるようにしておこう。(あ)も少し体力をつけておかないと。ピーターがフリスビーを追いかけ持ってくる姿を見て、ルーシーが勉強してくれれば良いのだけれどなぁ。
 ピーター、ピーママさん、また遊びに来て下さいね。