てんかん情報6

 あ・・・前回の記事と順番が狂っちゃった。暑さと忙しさで頭が動かない〜。
 海外の飼い主さん達のサイト。今回は「発作の後に何をするか」。発作後の時間を専門的になんて言うのか分からないけど、どうやら犬がウロウロしたりして、少しずつ意識を回復していくプロセスを言うみたい。そして、アイスクリーム。体熱を冷やすのに加えて、栄養補給のため?発作はものすごくエネルギーを消費するんだろうなぁ。
1. 冷静を保つ。犬に「大丈夫だよ」と声をかける。掃除等が必要な場合は、できるだけ静かに。意識がはっきりして、安全に飲み込めるようになったら、(ちゃんと座れなくても)できるだけ直ぐにバニラ・アイスクリームを与える。
座れるようになって完全に意識が戻ったら、通常の食事を与える。犬が発作後にウロウロしたい様子を見せ、ウロウロを始める前に体を捕まえられるようだったら、アイスクリームだけでも与えると、ウロウロしなくなる。犬が完全に発作を乗り越えたら、一緒に座って、やさしく語りかけたり、体をなでたりして犬をリラックスさせる。
2.私の犬の場合、発作は約3〜4分続き、その後は15分ほど発作後の時間が続く。その間、私は側にいて、静かに体をなでて、優しく声をかけるようにしている。その間に、ちょっとでも側を離れると、犬は立ち上がろうとするので、念のため30分くらいは一緒にいることが多い。私の犬の発作はクラスター型ではないので、与えても安全だと思ったら、少しおやつ(プレーンヨーグルト+蜂蜜)を、スプーンで与える。
3. 自分でもいけないと思うことは、「発作が起こるんじゃないか」と犬を追い回すこと。発作の記録を観直して、何が今回の発作を起こしたのかを見つけようと努力している。
4.経験上、発作後の時間で、自分の犬に一番効果があったのは「歌う」こと。私の犬は、発作で非常に疲れるけれど、眠るのが怖い。少し落ち着いたところで、彼女を膝に載せて、子守唄を歌ってやる。犬が眠るまで、体や耳をなでる。
5.犬に向かって話し続ける。投薬して、犬の意識がはっきりしたところで、バニラ・アイスクリームを小さじ2杯と水を与える。発作後は背中を撫でて欲しいらしいので、背中と足の筋肉をマッサージする。
6.15分ほど休ませて、正常に戻ったら、私達も通常の生活に戻る。特に治療は必要ないけれど、発作後直ぐに食べ物を与えたら、嘔吐してしまうことが多い。私の犬の場合は、食べ物を与えることは問題外だ。
7.私の犬は、発作後の行動が激しく、何にでも突っ込んでいく。ウロウロ歩きまわるだけの十分なスペースがあって、衝突するものがない部屋に隔離してやる。アイスクリームを小さじ2杯に、レスキューレメディーをトッピングにして与える。発作後は、必ず空腹を訴えるので、ドッグフードと水を与える。すると、ウロウロが始まる。1回目のValiumの投与で少々ハイパーになり、2回目以後は落ち着いてくる。一緒に横になると、眠ってくれる。
8. 発作の後に、オーガニックのバニラアイスを小さじ2杯とレスキ●・ーレメディーを与える。発作後の行動は穏やかな方だけど、自分が何か悪いことをしたと思い、くっついて離れなくなる。「大丈夫だよ」と言って、静かにさせる。発作後は1時間ほど様子を見るようにしている。最初の発作から10分以内に2回めの発作が起こることが多いので。この時点で体温を確認する。私の犬は冷たい水をパッドにつけると、体温が下げられるので(普段から、この方法でクールダウンしている)、体温が高くなり過ぎる前から、水をつけるようにしている。冷やすべき場所はパッドだけではないと分かっているけれど、今のところは、その必要がない。
9.冷静を保ち、家の中を、できるだけ静かにする。できるだけ早く座薬のValiumを与え、落ち着いてきたら経口のValiumの錠剤、追加でPB、そしてオーガニックのバニラアイスにレ●キュー・レメディーを数滴垂らしたものを与える。鶏の胸肉を小さく切ったおやつも用意している。この時点で、大抵、屋外で排泄ができるようになっている。フェンスで囲まれた裏庭に連れて行くが、必ずリードを着用させる。裏庭から外へと歩きたがることがあるし、一時的に目が見えなくなることもあるし、こちらの目の届かないところへ入り込むこともある。発作後の状態は、穏やかな方だけれど、発作後の数時間は、落ち着かず、家の中をウロウロする。家の中でもリードを着用させて、自分の側に置き、一緒に横になっていると、普通は落ち着いて眠る。
10.発作が治まってきたら、経口でvaliumを与える。Valiumがないと、酷いクラスター型の発作を起こす。発作後は一時的に目が見えなくなるので、安全に嚥下できるようになったら、できるだけ早く、柔らかくしたオーガニックのバニラアイスにレスキュー・レメ●ィーを加えたものを与える。私の犬はニオイが分かるので、ガツガツ食べる。その後、1食分のドッグフードを与えるけれど、大抵は、大部分が食べられる状態だ。食後は、屋外に連れて行くので、壁や家具のない空間をウロウロできる。落ち着いてきて屋内に入れられる状態になったら、2階の寝室へ連れて行き、電気を消して寝かしつける
翌日に、前日に起きた発作の記録をつける。天気、発作が起こった時間、いつもと違うことはなかったか。発作が続いた時間や発作の回数も記録している。
11.発作が収まった段階で、アイスクリームとレスキューレメディーを、そして完全に回復したらドッグフードを与える。荒い呼吸が収まるまで、足をマッサージしてリラックスさせ、優しく声をかける。排泄したいようだったら、リードを付けて階段を降りる。寝室にはいつもリードを用意している。クラスター型の発作が終わったら、普通はぐっすりと眠る。発作の記録をつけている。犬がリラックスして眠れるようなら、飼い主もリラックスするようにして欲しい。眠れないようでも、呼吸を整えてベッドで横になって欲しい。
12.発作が収まったら、小さじ1杯のバニラアイスにレスキュー・レメ●ィーをふりかけたものを与える。これが犬にとっても、私にとっても大好きなことだ。だって犬の発作を留めて、血糖値を安定させられるということだから!その後は、ドッグフードとvalium1錠を少しずつ分けて30分ごとに与える。経口のvaliumはクラスター型の発作を抑えるし、頻度や激しさも軽減する。私の犬はクラスター型の発作を起こしている訳ではないけれど、念のため。次に発作の記録をつける。発作が起きた日時や薬のことなど。ハイパーなジャックラッセルがさらにvaliumでハイパーになるので、ボール遊びや犬が好きなことをして数時間を一緒に過ごす。
13. 私の犬は、発作を起こしたら、私が経口投与のvaliumを与える前に発作が収まっていることが多い。それでも、手づくりのスイートポテトの小さな団子で経口用valiumを包んだものを与えて、再び発作が来ないようにしている。血糖値を上げるために、オーガニックのアイスクリームを与える。ニオイが分かるので、一時的に目が見えなくなっても、美味しそうに食べる。そして、1回の食事を小分けにして与えている。発作の記録をつける。発作が起きた日時、発作が続いた時間、投与した薬の量、発作につながった要因(天気や行動等)をつける。壁にかけたカレンダーに、次に発作が来そうな日を記入する。私の犬の場合、クラスター型の発作を起こすと、次の発作は数時間後か1日後ということが多い。家の中を静かに歩いて、植木鉢の植木を取り出し、鉄製のストーブを毛布で包み、犬が発作を起こして衝突しても大丈夫なように準備する。屋外のセメント製の階段に、厚いゴム製のマットを敷いて、屋内の階段もゲートを閉める。スローラグを家中に置いて、犬が歩き易いようにする。