老犬のかく乱 1

ブログではご無沙汰してスイマセン💦。昨日老犬のかく乱。幸い、とりあえず元気を取り戻しつつあり、あらかじめお知らせしておきます。なお、今回の騒ぎを備忘録として記録しておこうと思います。

ダンナとルーシーが3日間のキャンプから帰宅した翌朝。(あ)が散歩に連れ出そうとしたら、ルーシーが動かない。通常なら午前2時頃からゴソゴソし始め、寝床のサークルで、わざとらしくノビをしたりして、散歩を催促するのだけど。こちらが家事をある程度済ませて「散歩に行こうか」とサークルのドアを開けても、ルーシーは伏せたまま。

(あ)がフードを取りに行ったら、ルーシーはようやく立ち上がったものの、どうも動きが鈍い。「キャンプで疲れたか」と45分で排泄と散歩を切り上げ、いったん帰宅。ようよう起きてきたダンナに、ルーシーの様子を説明すると、自分もそのまま散歩に行くと言う。

午前9時頃のこと。朝ご飯を終えてサークルで爆睡中、突然ヒク、ヒクッと言ったかと思うと、いきなり大量リバース。未消化のフードと茹で野菜。こちらが止める間もなく、ルーシーは慌てて吐き戻しを回収してしまった。「食欲はあるから大丈夫か」と考えた。

その1時間後、またリバース。今度はドロドロに溶けたフードと野菜。今度は(あ)がルーシーの体をガッチリ保定し、ダンナが吐しゃ物をチェック&回収。本犬は、まだ吐き戻しに未練があるらしく、ウーウー唸っていた。

ルーシーは、アレルギー症状が胃腸に出るけれど、この朝の便は正常。アレルギーが原因でも、よほどのことがない限り嘔吐することはなく、また嘔吐が続くことも少ない。ダンナにキャンプ中のことを聞いたが、食べたものはいつもどおりで、原因に心当たりがないという。

胃の内容物はあらかた出てしまったようなので、安静にしておくことも考えたが、どうも気になったので動物病院へ。X線と血液検査を受けた。X線では、胃は空っぽだが、ガスでまん丸に膨らんでいた。「さてはガツガツ食べ過ぎて、空気が入っちゃったか」と思ったが、食べ物が胃の中で発酵してできたガスらしい。ゲップくらいしろよ。

肝臓に腫瘍や病変は見られないが、(あ)には腸が一部狭くなっていて閉塞しているようにも見えた。先生に確認すると「その可能性はないとは言えないけれど、腸は絶えず動いているので、撮影のタイミングで、そう見えることはあります」。

原因は複数考えられた。
1) 過労による消化不良
2) 肝臓や胆嚢、膵臓の問題(最も怖いのが膵炎)
3) 腸などに異物が入り、閉塞している

続いて、血液検査。CRPは0.05(正常値は0〜1.0)で、炎症を起こすとしても、むしろこれからだと言う。一方、ALT(肝臓に関連する項目)と総コレステロールの数値が上昇し、グレイエリア。前回の健康診断で、肝臓の状態は投薬などの治療は不要だが、今後は要確認と言われていたので、季節柄、ある程度の悪化は仕方がないかと思った。

しかし、コレステロールは想定外。前回から40も上昇。
コレステロール値の上昇は、膵炎にも無関係ではないと言われ、頭のなかで警鐘が鳴った。膵臓X線でもエコーでも状態は確認できない上に、これに関連する血液検査は外注となるため結果が出るまで時間がかかり、手を打つ間にもどんどん悪化してしまう怖い病気だ。

という訳で、消化不良から膵炎まで、さまざまな原因が考えられるため、翌日再検査ということに。先生は初期の見立てとして「消化不良」と考えておられた。とりあえず胃腸の動きを活性化する注射を打ち、夜ご飯を半分にして同じ働きの経口薬を与えるようにと指示され帰宅。

<続く>