犬と骨

 先日の教室で、A先生と「犬に骨を与えること」について話していた。特に鶏の手羽について。
 先生は、パートナーの青空ちゃんのために手作り食を作っておられる。鶏の手羽と野菜を圧力鍋で炊いたものが大好物なのだとか。一方(あ)は昔、別のトレーナーさんに「鶏の手羽を与えるときは生で」と言われた。理由は「加熱した骨は硬くなるので、噛まずに飲み込むと消化器を傷つける可能性がある」とのことだった。

 生か?それとも加熱か?


 先生も「生」説を聞いたことがあるという。それでも、どちらが良いのか分からないとのこと。

 よく噛むワンコなら加熱でもOKだけど、ルーシーみたいな丸呑み犬だと危険ということか?

 中途半端な加熱ではなく、圧力鍋などで骨も消化できるほど加熱すれば良いのかな?

 ちなみに、(あ)は、ルーシーに鹿の角、サメ・鮭の骨(犬用トリーツ)、牛テールの骨を与えている。牛テールの骨は、(あ)がお店でテールクッパを食べた後、骨を持ち帰って、お湯で洗ってルーシーに与えている。お店のご主人によると、テールはスープを取るために6時間炊いているそうだから、ルーシーも消化できるだろうと思って。頻度は、1ヶ月に1回くらいかなぁ?テールクッパ大好き(爆)。


 ・・・話を戻そう(*´∀`)。


 人間が鶏を食べる場合は、大抵、加熱する。牛・ブタ・鶏の中では、ブタと鶏は特に完全に火を通すことが多いけど、これは菌の感染を防ぐためと聞く。しかし、相手が犬であっても、菌がいると分かっているものを与える気にはならないし(後で聞いた話では、犬の胃酸は人間のよりも強力だから大丈夫らしいけどね)、丸呑みルーシーには危険と判断して、(あ)は、これまで手羽を与えたことはない。ただ、コラーゲンが豊富で軟骨よりも脂が少なく、価格も比較的安いもんなぁ。シニアからの食事に入れられたら良いなぁ。


 そんなことを考えていたら、アメリカのニュースのサイトで関連情報を見つけた。

 ある飼い主さんが、愛犬のイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルに骨や硬いおもちゃを与えていたところ、歯が傷つき菌に感染してしまい、これらを犬に与えないように啓蒙運動を始めたそうだ。これまで、彼女は、鶏の骨や小さなものを与えて喉つまりを起こさないようにと、迷わず牛の骨を与えていた。何年もの間、犬に牛骨と捻ったローハイドを捻ったものを与えていたら、犬の歯(複数)が欠けたり、折れたり、菌に感染してしまったという。中でも2本の歯の歯根が感染しており痛んでいたらしい。獣医によると、骨とローハイドが原因。
 別の獣医は、1週間で4〜5回、骨で歯を傷つけた犬を診察すると言う。
 犬が骨を噛むと、骨が歯の表面を動き、こすって、表面まで剥がしてしまうんです」
 「平たいローハイドや柔らかな骨は大丈夫ですが、あまりにも固いものは避けるべきです」
 2010年、米国のFDAは、消費者に対して、犬に骨を与えることについて警告を出している。骨は歯を傷つける以外にも、喉つまりを起こしたり、舌や口腔内を傷つけたり、便秘や腹部の感染症を引き起こす可能性があるという。

 うーむ、犬と骨って漫画では簡単な図式だけど、そうでもなさそうだなぁ。