おねしょ復活

 先週は晴れ間が比較的多かったのに、今日からしばらく雨続きらしい。ルーシーをクレートで寝かせているけれど、少々寝苦しそうだった。
 逆さクレートにしてみた。窓から毛をはみ出させながら(笑)グーグー寝ていたので「風通しが良くなって快適なんだろうな」と思っていたのだけど。
 まさかの おねしょ復活。
 ルーシーのクレートは屋根の部分にナダラカなアーチがあり、逆さに設置してルーシーが入ろうとすると、若干揺れる(最初はクレートに入るのを渋っていたけれど、なんとか、これが自分の寝床と認識した模様)。寝返りをうつとグラつく?マットにチビッた跡を2箇所発見。うーん、これって揺れてビックリしたから?
 おねしょ問題。未だ解決せず_| ̄|○

 今日ネットで調べた、失禁に関する情報メモ(vetinfo)。

 PROIN
 動物用フェニールプロパノールアミン(PPA)薬は、犬の失禁治療薬として、プリオンという製品名で利用されている。元々は人間用だったが、高血圧などの副作用があるため米国ではリコール対象となって市販されなくなった。しかし、動物に対しては、このような副作用が起こったケースは報告されておらず、動物用治療薬としてアメリカでは使用されている。プリオンは、多数の♂の犬について効果があることが判っている。
 PPAの使用中は効果があるけれど、使用を止めるとまた失禁が始まる場合には、ホルモン反応性の失禁である可能性が高い。全く効果がなかったとしても、ホルモンが誘発したものではないとは言い切れない。エストロゲン治療が必要な犬もいる。投与量を抑えることで副作用が起こり難くなる。(獣医である筆者には)失禁の問題に対してジエチルステルベストロール(DES)を使用して重篤な問題が発生したという記憶はないが、他のエストロゲンでは問題が発生したことがあるため、エストロゲン使用に対して懸念材料があることは否めない。
 PPAが有効でない場合は、専門医の審査と精密検査を受けて、尿管の異常、膀胱結石、下部尿路の慢性感染症、神経の問題等、失禁がホルモン以外の原因によるものではないことを確認することも良いだろう。そうすることでホルモン治療に踏み切れる。

 なお、フェニールプロパノールアミン(PPA)に替わる選択肢として、以下に挙げる薬が現在使用されているところである。
 1.ジメチルステルベストロール(DES)
   エストロゲンの合成型。DESを使用すると骨髄抑制が起こる懸念はあるけれど、筆者はこれを経験したという記憶はなく、このようなケースは稀なのだと考えている。
   筆者は、DESを地元で入手できるため、実際に患畜に投与して効果があることを確認している。小型犬の場合には0.5?を毎日、5日間投与し、大型犬には1mgを毎日投与し、その後、♀の犬には、毎週1回または2回へと休止期間を長くしている。
  なお、犬が♂の場合はテストステロンを与えるのだが、通常PPAなどの他の物質を合わせて投与しなければならない。

2.イミプラミン
   三環系抗鬱薬で、これを治療で投与された患者の一部は排尿が抑えられるため、失禁の問題を抱える患者にも効果があるものと考え、投与されている。初期の報告では有望視されているが、実際の効果を待っている状況。
なお、筆者は、体重1?あたり1〜2?の割合で、12時間毎に毎日2回、15mgを超えない範囲で与えている。

3.偽エフェドリン
  PPAに似た効果があるが、広範には使用されていない。小型犬には30mg、大型犬には60mgを目処に投与している。筆者は大型と小型を分けるラインを体重30ポンド(13.6?)としている。効果については、飼い主から充分なフィードバックをまだ得ていない。

4.アメリカの薬局によっては、PPAの粉末を所有し、この薬を必要とする患者に対して適切な投与量をカプセルで販売しているところもある。

 疲れたので、ちょっと休憩〜。